カプコン、23年3月期業績を上方修正。中間期は減収減益も「進捗は順調」


モンスターハンターライズ:サンブレイク

 

カプコンは2022年10月26日、2023年3月期第2四半期決算(2022年4-9月)を発表。前年同期と比べ大幅な減収減益となりました。売上高は29.9%減の490.67億円、営業利益は24.3%減の218.95億円、経常利益は22.6%減の229.96億円、純利益は27.4%減の161.42億円でした。

前年の同時期は新作ソフト『バイオハザード ヴィレッジ』や『モンスターハンターストーリーズ2』が収益に貢献したのに対し、今期ここまでの大型新作は『モンスターハンターライズ』の大型追加コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』にとどまっていて、反動減となったかたち。

ただ家庭用ゲームソフトの販売本数に関しては、リピートタイトルなどデジタル販売を推進したことにより2,130万本と前年同期の1,980万本を上回っています。『モンスターハンターライズ』は累計 1,100 万本を突破。『モンスターハンターライズ:サンブレイク』も累計 440 万本販売のヒット。『バイオハザード RE:2』も累計 1,000 万本を突破しました。

家庭用ゲームを含むデジタルコンテンツ事業の2022年4〜9月の売上高は前年同期比39.7%減の360.62億円、営業利益は27.8%減の218.26億円。

ここまでの半年は減収減益となってはいるものの、カプコンは通期計画に対しての進捗は順調であると強調。下期には今期大型新作のひとつである『バイオハザード RE:4』が控えているほか、定番タイトル群の継続的なリピート販売の推進により 4,000 万本の販売を見込んでいます。結果、業績が計画を上振れすると予想。通期業績予想の上方修正を発表しています。

新たな予想では、売上高は 50 億円プラスの 1,250 億円、営業利益は 20 億円プラスの 500 億円、経常利益は 20億円プラスの 500 億円、純利益は 20 億円プラスの 365 億円になりそうだとしています。アミューズメントなど他セグメントの収益貢献も含まれます。

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