カプコンが2023年7月26日に発表した2024年3月期第1四半期決算は好調なデジタルコンテンツ事業の貢献もあり大幅な増収増益を達成。さらなる増収増益を見込む 1 年は非常に好調なスタートを切っています。売上高は前年同期比73.8%増の438億5,800万円、営業利益は99.4%増の240億4,700万円、経常利益は102.0%増の258億6,500万円、純利益は101.6%増の181億6,300万円でした。
この時点で通期予想の修正はないものの、最初の3か月終了時点での各項目の進捗率は売上高が31.3%、営業利益は42.9%、経常利益は46.1%、純利益は45.4%と早くも軒並み高水準に。
通期で11期連続の営業増益に向け順調に進捗
家庭用ゲームを含む主力のデジタルコンテンツ事業の売上高は378億7500万円。前年同期比で91%増加しました。営業利益は246億7,900万円。こちらは97%増加しています。今期新作の『ストリートファイター6』や『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』がミリオンセラーを記録したことや、旧作では『バイオハザード RE:4』『バイオハザード RE:2』『バイオハザード RE:3』、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』『モンスターハンターライズ』が貢献しました。
- ストリートファイター6 – 197万本(2023年7月7日時点で200万本を突破)
- ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション – 132万本
- バイオハザード RE:4 – 117万本(累計495万本、2023年7月20日時点で累計500万本を突破)
- モンスターハンターライズ : サンブレイク – 66万本(累計610万本)
- バイオハザード RE:2 – 65万本(累計1,260万本)
- バイオハザード RE:3 – 54万本(累計760万本)
- モンスターハンターライズ – 50万本(累計1,320万本)
ロックマンエグゼ アドバンスドコレクションはVol.1とVol.2の合計
ソフト販売本数は180万本増の1,350万本。うち海外は1,080万本でした。利益率の高いデジタル販売は 1,160 万本、全体の85.9%を占めました。
アミューズメント施設事業は新店・既存店の貢献により増収増益を達成(売上高41億円、営業利益3億円)。アミューズメント機器事業も高稼働による販売増加で増収増益を達成しています(売上高8億円、営業利益6億円)