カプコンが10月29日に発表した2020年3月期4−9月期の連結決算は、前年同期と比べて減収となったものの、ダウンロード販売が拡大したことにより利益面では過去最高を更新しました。
売上高は373億円(▲14%)、営業利益は140億円(+33%)、経常利益は140億円(+36%)、純利益は98億円(+44%)でした。
主力のデジタルコンテンツ事業の売上高は前年同期比15%減少の292億円でした。一方、営業利益は280万本を突破した『モンスターハンターワールド:アイスボーン』や『バイオハザード RE:2』『デビル メイ クライ 5』といった旧作のリピートが好調だったことから23%プラスの145億円となりました。営業利益率は15.3ポイント上昇して49.7%でした。
アミューズメント施設事業の売上高は13%増の62億円、営業利益は25%増の9億円でした。アミューズメント機器事業の売上高は89%マイナスの2億円、営業利益は前年同期の営業損失6億円から黒字転換して6700万円でした。ロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどを含むその他事業の売上高は16%増の16億円、営業利益は7%増の7億円でした。
通気の連結業績予想に修正はありませんが、利益面での好調を受けて中間期の増配を決定。直近の予想では1株あたり15円の配当金を設定していましたが、5円上乗せして20円となりました。この結果、1株当たりの年間配当金は期末配当金の20円と合わせて40円となります。