任天堂・宮本茂氏が19年の文化功労者に選出


 

2019年(令和元年)の文化功労者・文化勲章受章者が発表され、任天堂の代表取締役・フェローを務める宮本茂氏が文化功労者の1人として選出されました。文化勲章にはノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏や野村萬氏ら6名が選出されています。

メディア芸術(ゲーム)分野の顕彰は今回が初めて。文部科学省によると、この他、文化勲章では数理工学と写真の2分野、文化功労者では照明デザインや、コンピュータビジョン・ロボット工学、障害者スポーツ振興など、メディア芸術(ゲーム)を含めて12分野が初の受章・顕彰となるということです。

2017年の文化芸術基本法の施行を受けて、新たな選考分野が加わった影響もあるとのこと。

『ドンキーコング』や『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』をはじめ、『スターフォックス』『ピクミン』など任天堂で数多くの世界に知られる人気キャラクター、シリーズを生み出してきた宮本氏。花札屋だった任天堂を世界のNintendoへと成長させた功労者の1人です。

宮本氏はフランスの芸術文化勲章(シュバリエ)やスペインの アストゥリアス皇太子賞など、海外でより高く評価されてきた印象でしたが、国内でも文化功労者に選出されました。

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