カプコンが31日に発表した2018年3月期の第3四半期(2017年4-12月期)決算は、売上高が11%減収となったものの、デジタルコンテンツ事業の利益率が改善したことなどにより営業利益が37%増の増益に。経常利益も71%増、純利益も61%増の減収増益となりました。
売上高:477億4000万円(前年同期比▲10.8%)
営業利益:70億900万円(+36.9%)
経常利益:70億9900万円(+71.2%)
純利益:44億3900万円(+60.7%)
デジタルコンテンツ事業の利益率が改善
第3四半期は主力のデジタルコンテンツ事業で『バイオハザード7 レジデント イービル』や『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』が堅調に推移した一方で、アミューズメント機器事業は市場環境の変化を踏まえて新作の発売時期を見直したことにより売上高・営業利益ともに大きく減少。
ただ、利益面においては、デジタルコンテンツ事業の利益率が5.1%→20.3%と改善したことにより増益を達成しました。
デジタルコンテンツ事業
デジタルコンテンツ事業の売上高は8.5%増の308億4400万円、営業利益は328.2%増の62億5700万円でした。
バイオハザード7 レジデントイービルは120万本を販売。累計販売本数は480万本を突破しました。『マーベル VS. カプコン:インフィニット』は期待を下回ったものの100万本に到達しています。
『モンハンXX』に加えてスマッシュヒットを記録した『ウルトラストリートファイターII』や『バイオハザード リベレーションズ』も投入された Nintendo Switch 向け展開は、計7SKUで105万本を販売しています(パッケージ版)。
ゲーム全体ではパッケージで575万本、本編DLCで810万本、計1385万本を販売。
カプコンは3月末までに2300万本を販売する計画。すでに500万本を突破している『モンスターハンター:ワールド』や旧作のリピートなどで前年比プラスの達成を目指します。