カプコン、2018年3月期は増収増益で純利益が過去最高。『モンハンワールド』が世界790万本の大ヒット


 

カプコンが5月8日に発表した2018年3月期の通期決算は、『モンスターハンター:ワールド』がカプコン史上最高となる790万本の出荷を記録するなどした結果、増収増益を達成。純利益は109億円で過去最高益となっています。

カプコン、『モンハンワールド』のヒットなどで過去最高益

カプコンの2018年3月期通期業績は、売上高が945億円(+8%)、営業利益は160億円(+18%)、経常利益が153億円(+21%)、純利益が109億円(+23%)でした。

売上高:945億1500万円(+8.4%)
営業利益:160億3700万(+17.5%)
経常利益:152億5400万円(+21.2%)
純利益:109億3700万円(+23.2%)

1月に全世界で同時発売した『モンスターハンター:ワールド』の出荷本数がカプコンの歴史を塗り替える大ヒット。国内人気だけにとどまらず海外でもヒットしたことにより、出荷本数は3月末までに790万本と今期の好業績を牽引しました。

また『バイオハザード7 レジデント イービル』や『モンスターハンターダブルクロス Nintendo Switch Ver.』も堅調な推移を見せたほか、『ウルトラストリートファイターII』もスマッシュヒットを記録しています。『バイオハザード7』はこの1-3月で30万本上乗せして累計510万本とし、500万本を突破しています。

一方で、『マーベルVS. カプコン:インフィニット』は軟調な推移。通期計画200万本の半数の100万本にとどまっています。

モバイル向けでは『モンスターハンター エクスプロア』が安定した人気を持続するとともに、IP(知的財産)を用いたライセンス収入が収益に寄与。これらの結果、デジタルコンテンツ事業の売上高は741億4100万円(前期比+26.3%)、営業利益は193億300万円(+72.2%)となりました。

2019年3月期の業績見通しは売上高が960億円(+1.6%)、営業利益が170億円(+6.0%)、経常利益が165億円(+8.2%)、純利益が120億円(+9.7%)。

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