おつかれさまでした。

任天堂アメリカ法人の任天堂アメリカ(Nintendo of America)は、社長兼COOのReggie Fils-Aime氏(レジー社長)が退任すると発表しました。レジー社長は4月15日をもって任天堂から離れることになります。後任社長は、現在セールス&マーケティング部門でシニア・バイス・プレジデントを務めるDoug Bowser氏。

妻や家族、友人のための「レベルアップ」

レジー社長はプレスリリースの中で引退理由について、健康とユーモアの両面で、新たな出発を楽しみにしていると説明。NoA社長の退任、そして任天堂から離れることは「決して“ゲームオーバー”などではなく、妻や家族、友達とより多くの時間を過ごすための“レベルアップ”なんです」とコメント。ともに働いたスタッフや任天堂を代表する機会を与えられたこと、何よりも最高のファンコミュニティの一員のように感じられたことについても感謝の気持ちを伝えています。「任天堂は永遠に私の心の中にあります」

任天堂本社の古川俊太郎社長は「レジーがこれまで任天堂ではたしてくれたこと全てに、心から感謝しています」とコメント。内外で優れたリーダーとして知られるレジーが任天堂を去ることは寂しく感じているものの、彼にとって最適な形で引退となることを望んでいるし、その一方でNoAに後任がいることを嬉しく思う。Doug Bowser氏とNoAのチームはスムーズに引き継ぎ、任天堂の勢いを継続させてくれるだろうとして、新たに社長に就任するDoug Bowser氏への期待を述べています。

レジー社長はまず、ニンテンドーゲームキューブ&ゲームボーイアドバンス時代の2003年にNoAのセールス&マーケティング部門EVPとして入社。その後、2006年5月より社長兼COOを努め、『Wii Sports』や『Wii Fit』などで新たな顧客を呼び込み、任天堂据置機史上最も売れたWii時代を支えました。NoA在籍は15年、社長として13年にわたって会社の顔でした。また任天堂本社では執行役員も努めていました。

レジー社長をはじめとする彼のチームは、米国におけるニンテンドーDSやWii、ニンテンドー3DS、そして現在のNintendo Switch普及に大きく貢献。レジー社長はその大柄な風貌やキャラクターからファンに愛される存在でした。E3では岩田聡元社長氏や宮本茂氏、ビル・トリネン氏ら幹部とともに、自社タイトルを心から楽しんでいる様子を発信したり、また自らが演者となってプロモーションビデオにも登場するなどしていました。

近年でもっとも印象深いのは2014年。『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』のプロモーションで、岩田社長とレジー社長が体を張って対戦。

リアル『Project Giant Robot』として、ビル・トリネン氏ともバトル。

また2015年は、岩田社長と宮本氏、レジー社長の3人がパペットで登場しました。

4月から新たにNoA社長に就任するDoug Bowser氏は、Electronic ArtsやProcter & Gambleでの幹部職を経て2015年5月にセールス&マーケティング部門SVPとしてNoAに入社。

Bowser氏は『スーパーマリオ』シリーズのクッパの英名である Bowser と同じ名前であることでも知られ、過去21か月にわたり、この世代で最も売れ行きの良いゲーム機「Nintendo Switch」の販売やマーケティングを主導しています。

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