スクエニ、Luminous Productionsの事業方針見直しで特損37億円を計上。今後は大規模高品質ゲーム開発に集中


 

スクウェア・エニックス・ホールディングスは11月7日、完全子会社であるLuminous Productionsの事業方針の抜本的見直しを行い、その結果、第2四半期にて特別損失等37億3300万円を計上したと発表しました。

Luminous Productions は、新たなAAAタイトルの創出とゲームを主軸とした新しいエンタテインメント・コンテンツを世界に発信することを目的として、2018年3月に発足した『ファイナルファンタジーXV』を手掛けたスタッフを中心とするスクエニ傘下の開発スタジオ。スタジオの代表は『FF15』などを手がけた田畑端氏。

スタジオの持つ映像表現力の高さという強みをいかし、4月から6月にかけて放送されたNHKスペシャル シリーズ『人類誕生』へのCG映像制作へ協力していました。

スクエニの発表によると、Luminous Productions について事業方針の抜本的見直しを行い、今後は同社の強みを活かせる大規模高品質ゲームの開発へ集中を進めることを決定。

こうした事業方針の見直しにともなって、現在開発を進めていたゲームタイトルに係るコンテンツ制作勘定の処分、また無形資産の減損損失等37億3300万円を、Q2で特別損失として計上しました。

特別損失を計上したこともあって、スクエニのQ2決算は大幅減益。最終損益は前期175億1500万円から半減して86億3900万円でした。


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