THQ Nordic は5日、Mobile Gaming Studios と Enigma Software Productions の2社から複数フランチャイズを取得したと発表しました。また任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch」向けに、現在2つのプロジェクトを進めていることを公式に認めています。
THQ Nordic が、3つのフランチャイズを新たに取得
“THQ” の冠を復活させた THQ Nordic が、ポートフォリオの拡充を進めています。今回は Mobile Gaming Studios から1つ、Enigma Software Productions から2つの、計3フランチャイズを取得。ポートフォリオをより厚くしています。
グループ CEO の Lars Wingefors 氏は今回の買収について
「我々のこれらのタイプのゲームに対する愛情は深く、今回の3つのフランチャイズは自然な買収ターゲットでした」とコメント。一方で、財務的な影響は小規模であるとしています。またファンからのメッセージも買収の後押しになったとのこと。
THQ Nordic が取得したフランチャイズ
Sphinx (and the Cursed Mummy)
メーカー:Mobile Gaming Studios Ltd.
PlayStation 2 や Xbox、ニンテンドーゲームキューブで発売された、古代エジプト神話をベースとする3人称視点のアクションアドベンチャー。
War Leaders: Clash of Nations
メーカー:Enigma Software Productions S.L.
PC向けに発売された、第二次世界大戦を舞台とする、リアルタイム要素も備えるターン制シミュレーションゲーム。
Legends of War
メーカー:Enigma Software Productions S.L.
PSP や PlayStation 3、Xbox 360で発売された、2010年に誕生したターン制シミュレーションゲームシリーズ。
Nintendo Switch 向けに2つのプロジェクトを進行中
Wingefors 氏は、今回取得した 3 IP の中でも『Sphinx (and the Cursed Mummy)』は任天堂ファンに非常にマッチしていると思うし、是非サポートしたいと考えていると述べ、同タイトルの任天堂プラットフォーム対応に前向きです。
続けて、任天堂の新しいプラットフォーム「Nintendo Switch」向けタイトルとして、『Sphinx』とは別に2つのプロジェクトを既に進めていることを公式に認めています。Switch 向けプロジェクトの詳細は機会を改めて行うとのこと。
THQ Nordic はグローバルゲーム市場向けのPC・家庭用ゲームソフトの取得、開発および販売を手がけるメーカー。2016年8月に Nordic Games から社名を変更し、“THQ” 冠を復活させました。
主な事業内容は低迷しているフランチャイズを取得し、リファインして再生させること。2016年10月末現在、75のフランチャイズを保有しています。