カプコン、『デッドライジング』開発のバンクーバースタジオで人員2割削減のレイオフ


 

『デッドライジング』シリーズの開発などで知られるカプコンの海外開発拠点カプコン・バンクーバーで、約50名のレイオフが実施されました。同スタジオで働いていた複数スタッフが退社の旨を伝えるツイートをしているほか、匿名を条件にメディアの取材に応じた元所属スタッフが明かしています。

『デッドラ』シリーズ開発のカプコンバンクーバーが規模縮小、人員2割削減

自身の今後のキャリアを考慮して匿名で今回のレイオフについて語った関係筋によると、カプコンは経営の効率化を図る上で、組織再編の一環としてカプコン・バンクーバー所属スタッフ約50名のレイオフを実施。開発の初期段階にあった、現時点で未発表のプロジェクトが1つキャンセルされ、同スタジオがこれまで手がけてきた『デッドライジング』も見通しが不透明な状況に陥っているようです。

カプコン・バンクーバーは、2005年に創業された Blue Castle Games が『デッドライジング2』をリリースしたタイミングでカプコン傘下に入り誕生。以降、2016年に発売された『デッドライジング4』までシリーズの制作を担当。同スタジオの代表的なシリーズとなっています。

最近ではモバイル分野の開発もしており、昨年は iOS / Android 向けに『パズルファイター』がリリースされました。

カプコン・バンクーバーの従業員数は2017年段階で約250名。今回のレイオフで、スタジオの規模は約2割縮小したことになります。

『デッドライジング』シリーズは、大量発生したゾンビを様々な方法で撃退しながら事件の謎に迫るゾンビパラダイスアクションゲーム。2006年に第1作目が発売され、2016年にナンバリング最新作『4』が発売。これまでに、シリーズ累計で1200万本を販売しています。

最大セールスは『2』の310万本。関連作『オフ・ザ・レコード』も含めると450万本を販売しました。一方で新作は振るわず。シリーズ最新作である『デッドライジング4』は、2017年3月末までに200万本を販売する計画に対して、2017年12月末時点でその半分の100万本にとどまっています。

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メーカー: カプコン
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