iOS/Android『Pokémon GO (ポケモンGO)』が遂に日本ローンチを迎えた22日、任天堂はアプリ配信が連結業績予想に与える影響に対するリリースを発表。世界中で信じられない程の大ヒットとなっている『ポケモンGO』ですが、連結業績に与える影響は限定的であるとの見解を示しました。
というのも、『ポケモンGO』は任天堂が直接手がけているのではなく、Niantic Inc. が開発・配信しているアプリで、任天堂の関連会社であるポケモンが、『ポケットモンスター』の権利保有者としてライセンス料及び開発運営協力に伴う対価を受け取ります。ポケモンは、任天堂が議決権の32%を保有する持分法適用関連会社であるために、任天堂の業績へ与える影響は大きくならないということです。
Pokémon GO Plus も織り込み済み
任天堂が関与しているのはアプリと連動するガジェット『Pokémon GO Plus』の方で、こちらは製造および販売を行います。
ただしこの販売に関しても、4月27日に公表した2017年3月期の連結業績予想に織り込み済みだといい、これまでのところは業績予想の修正は必要ないとの判断。ただし、今後、業績予想の修正が必要になった場合には適時開示を行っていくということです。
任天堂株の売買代金はこのところ、東証一部全体の2〜3割を占めるなど大商いが続いていましたが、日本配信が開始されたことや、任天堂公式からのこの発表で、加熱ムードも少し落ち着くでしょうか。