任天堂フランスのマネージング・ディレクター Philippe Lavoué 氏から、フランス国内における任天堂プラットフォームのパフォーマンスが久しぶりに報告。

ニンテンドー3DS用ソフト『ポケットモンスター サン・ムーン』がフランスでも記録的な売上を見せていることなどが明らかになりました。

『ポケモン サン・ムーン』、フランスでも任天堂史上最速の初週セールス

Philippe Lavoué 氏によれば、11月23日に欧州で発売が開始された『ポケモン サン・ムーン』のフランス国内における初週販売本数は42.5万本を上回り、同国における任天堂ソフトとして過去最大のローンチを記録。

「現時点では50万本を突破しています」

年内70万本、2017年中の100万本到達が期待されています。

ゲーム市場が大きな他のヨーロッパ主要国、イギリスでは初週36.8万本、ドイツでは34.7万本でした。ドイツの数字が出るのは珍しいですね。

ポケモン サン・ムーン 欧州主要国の初動

イギリス:36.8万本
ドイツ:34.7万本
フランス:42.5万本

フランスでは、3DSのベストセラータイトルがミリオンに到達するまで、通常は2から4年程度かかるそう。2013年の『ポケットモンスター X・Y』ですら、近づいてはいるもののまだ到達していないとか。

そうした環境にあって、『ポケモン サン・ムーン』は1年未満で100万本にマイルストーン突破も現実的な、非常にハイペースな販売となっています。

ちなみに、フランス国内における『ポケモン X・Y』の初週販売本数は12.5万本、2014年の『ポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイア』は18.0万本だったとのこと。『ポケモン サン・ムーン』がずば抜けた初動となっていることが分かります。

2013年:ポケットモンスター X・Y – 12.5万本
2014年:ポケットモンスター オメガルビー/アルファサファイア – 18.0万本
2016年:ポケットモンスター サン・ムーン – 42.5万本

ポケモンGOが追い風に

Pokémon GO (ポケモンGO)

『ポケモン サン・ムーン』の驚異的な売上は、この夏世界的に大ブームとなった『ポケモンGO』が影響していると Le Figaro は指摘。

最新作発売前から旧作の売上が上昇していたように、大ヒットモバイルゲームがビデオゲームに好影響を与えたことは明らかで「モバイルゲームと家庭用ゲーム間には相乗効果があり、共存できるという我々の考えを裏付けるものです」と Philippe Lavoué 氏はコメント。

『ポケモン サン・ムーン』はまた、3DSハードも牽引。ローンチ時には同梱セットを含め5.5万台が販売されました。「ポケモンはいつもハードを牽引していますが、いつもと違うのはその規模です」

『スーパーマリオラン』で新しい顧客や休眠ユーザーを取り戻したい

super_mario_run_art
任天堂は12月15日に世界配信予定のiOS『Super Mario Run (スーパーマリオラン)』で、『ポケモンGO』と『ポケットモンスター』の関係の再現を期待しています。

任天堂の調査によると、フランスのゲーム経験者の85%がマリオと共にビデオゲームを開始。しかし彼らの多くは、長い間『スーパーマリオ』シリーズに触れていないという寂しい結果も明らかになりました。

『ポケモンGO』が見せたように、『スーパーマリオラン』を『スーパーマリオメーカー』や Nintendo Switch で発売予定の新しい『スーパーマリオ』へつなげたいと任天堂は期待をよせています。

Nintendo Switch は2017年3月に世界発売予定ですが、フランスでも関心が高まっています。フランスの大手小売りチェーン Fnac の Olivier Garcia 氏によると、すでに多くの人から発売日や予約に関する問い合わせがあるとのこと。

ミニファミコンは供給が追いつかない人気

Nintendo Entertainment System: NES Classic Edition

欧州では「Nintendo Classic Mini: Nintendo Entertainment System」という名称で販売されている「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」。あっという間に初期出荷は完売し、入荷待ちの人気となっていますが、フランス国内でも今ホリデーシーズンで最も人気の商品の1つとなっています。

ミニファミコンは、フランスではローンチに10万台が用意されたそうですが、この初期出荷は予約段階で完売。任天堂は継続的に出荷していると言うものの「Fnac.com に入荷しても10分もすれば完売です」と Olivier Garcia 氏。陳列棚に並べられないほど需要は大きく、ゆうに30万台は売れたのではと続けます。

任天堂は需要の読み違え、あるいは正確な需要を把握することの難しさを認識していて、12月から2017年初頭にかけて定期的に出荷を行う予定。Fnac によると、ミニファミコンの購入者の大部分は非ゲーマー層であるとか。

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ
メーカー: 任天堂
発売日: 2016-11-10

フランスは欧州の中でも任天堂人気が比較的高い国なので、『ポケモン サン・ムーン』や『ミニファミコン』の販売好調は予想通りではあるものの、勢いがすさまじいですね。

『ポケモン サン・ムーン』はそれほど『ポケモンGO』効果が感じられなかった日本とは異なり、海外では間違いなく好セールスの要因の1つになっているようです。

クリスマスを終えた後、どこまで伸びているでしょうか。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で