マリオ発売でさらにジャンプ。
任天堂フランスでゼネラル・ディレクターを務める Philippe Lavoué 氏が現地メディア Le Monde の取材に応じ、フランスでも非常に好調な Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ) のこれまでの販売実績を振り返るとともに、初めて迎える年末商戦を含む今後の見通しについて語っています。
スイッチ本体と同時発売され、最初の牽引役となった『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は初週9.7万本を販売し、スイッチ本体を上回るセールスを見せました。オープンエアなハイラル世界を冒険するゼルダ最新作は、フランス国内において最も人気のあるスイッチタイトルとなっており、現在までに28万本が売れています。
それに続いているのは『マリオカート8 デラックス』の26万本。1人用のアクションアドベンチャーと、複数人でも楽しいレースゲームが、定番タイトルとして本体セールスに貢献しています。
そして、10月27日に発売となった『スーパーマリオ オデッセイ』。Philippe Lavoué 氏はマリオ最新作について「BotW のローンチと同等か、あるいはそれ以上のパフォーマンスを期待しています」とコメント。他のスイッチ向けタイトルよりも幅広い層の顧客に刺さる、心をつかむタイトルであると盛り上がりに期待を寄せています。
フランス市場においてこれまでに約40万台のスイッチを販売している任天堂。Philippe Lavoué 氏は足下の勢いを受けて、今年の残り10週間でさらに40万台を販売したいとホリデー商戦の目標を明らかにしました。
7ヵ月程度かけて販売してきたのと同程度の数量を、『スーパーマリオ オデッセイ』を軸にして今年の残る期間で売っていきたいと意欲的。「この年末商戦は、スイッチの第2の跳躍台です」
任天堂フランスはスイッチの発売前、年間の販売計画を80万台に設定。1年で Wii U の累計販売台数83.2万台に並ぶだろうと予測していましたが、もし年内に40万台さらに上積みできれば、その強気な計画は前倒しで達成されることとなります。
「Nintendo Switch で任天堂は、ハード販売を底上げする『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『マリオカート8 デラックス』を含む、非常にダイナミックなローンチスケジュールを組みました。そこから半年以内に『スーパーマリオ オデッセイ』を発売することは、Wii U で起きたソフトカタログ懸念に対する最善の答えを示せているのではないかと考えています」
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