王道はもちろん、原作再現から全自動マリオ、音楽などさまざまなコースが日々アップされている『スーパーマリオメーカー』。用意されたパーツをセットして、気軽にマリオのコースを作れるわけですが、「いいね」をもらえる楽しいコースを作るのは簡単ではありません。自分では面白いと思っていても、遊んでくれた人がどう感じるかはまた別の話。

『スーパーマリオメーカー』では投稿可能なコースが最初は「10」に制限されていて、「いいね」をもらわないとこの上限が増えていきません。コース作りはトライアンドエラー。作っては投稿して、「いいね」や「コメント」で評価してもらい、また作る。

結局はこの繰り返しですが、『スーパーマリオメーカー』のWeb説明書には、公式サイトからは見られないおまけとして「10の心得」と「コース職人への道」の2項目が掲載。面白いコースを作る上での心構えであったり、考え方を知ることができます。

スーパーマリオメーカー:10の心得

01. やることを1つ決める

コースを作ろう!と思ったときに、スキンとステージを適当に決めて、パーツを置きながら考えていませんか。次の項目にも通じることですが、「特定の敵キャラがたくさん」「コースをジグザグに」「ジャンプ台で跳ねまわる」など、作るコースのテーマやこだわりをまず1つだけ決めてから始めてみましょう。

02. できるだけ少ないパーツで

『スーパーマリオメーカー』で使用できるパーツは、最初は少なくて、コース作りを進めていくごとに解禁されていきます。そのため、新しいパーツが解禁されるとついいろいろな種類を設置してしまいがち。人気の「全自動マリオ」も、たくさんのパーツが使われていて、ついつい使いたくなってしまいます。いろんなものが動いている方が楽しいと思ってしまいがち。

ですが実際のところは面白くはなりにくく、かえってゴチャゴチャとして特徴のない、印象に残りにくいコースになってしまいます。「01」にも関連しますが、使用するパーツの数を意識して、少ない種類で面白くできないか考えてみましょう。

03. 没頭する

ゲームを遊んでいるときは、自然に没頭してしまうものですが、やるときは集中して。大事な用事は先に済ませて、ある程度まとまった時間を作り、コース作りに取り掛かろう。行動の中で生まれるアイデアもありますが、創作活動には集中する時間も必要です。

04. 完成させる

作り始めたコースは、いったん完成させて、自分で遊んでみることが重要です。長いコースを作っている時ほど大事。

コースを作っている最中は、その作っている部分、細部にばかりに目がいって、他の部分やコース全体については疎かになりがちです。通して遊んでみることで、見落としていたところや、作っているときには気がつかなかった調整箇所に気がついたりするものです。仕掛けをわかっている本人が遊ぶとつい甘い評価を下してしまいますが、少し時間をおいてから遊んで見るのもいいかもしれません。

05. ひらめきを大切に

任天堂のゲームでたびたび言われることのある、ゲームをしていない時にゲームのことを考える。これが『スーパーマリオメーカー』にも当てはまります。コース作りをしているときは画面とにらめっこして、パーツをどう使おうか考えてしまい、視野が狭くなってしまいますが、ゲームをしていないときの時間も大事に。

普段、何気なく見た景色だとか、友達との会話だったり、あるいは他のゲームだったり。意識していない時にこそ、ふとアイデアが降りてくるもの。いつ閃くかわからず、すぐに消えてしまったりもするので、スマホやメモ帳などを準備しておきましょう。

06. コースに名前をつける

タイミングは問わないものの、どこかのタイミングでコースに名前を付けるのがいいそうです。「名前を付けることで、コースに魂が宿る」と伝えられているとかいないとか。

たとえば作成中のコースに「◯◯大騒ぎ」なんて名前を付けて、実際に遊んでみるとそこまで大騒ぎ感がない。じゃあもっと賑やかにしてみようかと、コース名をきっかけに完成度を高めていくこともできます。

これはブログの記事タイトルにも言えるところで、不得手な分野ですが、一番最初に見る部分で、遊ぶかどうか判断するポイントの1つだったりするので、コース名は大事ですね。『スーパーマリオメーカー』は海外のユーザーも多いので、日本語だけでなく英語タイトルを付けておくのも遊んでもらいやすくするTipsかもしれません。

07. 感想は具体的に

他人のコースを遊んだ時に、ただ「面白かった」「つまらなかった」だけでなく、どこがどう良かった/悪かったのかを考えて、具体的に言葉にしてみる。厳しいことはなかなか言いにくいかもしれないけど、面白かった点を考えて具体的にコメントしてみると、自分のコース作りの参考にもなります。

08. 人に見せる

コースを完成させたらできるだけ投稿して、他のユーザーがどう感じるのか反応をみるようにしましょう。

家族や友人、恋人などダイレクトに感想を言ってもらえる身近な人にプレイしてもらうのもいいでしょうね。何コースも作っていると、自分なりの定石というか癖みたいなものが出てきて、しかもそれに本人はなかなか気が付かなかったりする。素直な感想を言ってもらうことで刺激にもなるし、新しいアイデアにもつながります。

09. でも、自分で決める

他の人に遊んでもらうことで、自分では気がつかなかったさまざまな意見が出て、参考になるかもしれません。ネットにアップすれば身近な人だけでなく、不特定多数から意見をもらうこともできます。

でも、だからといって他人の意見を聞きすぎると、尖った部分が消えてしまい、最終的には平凡なコースになってしまうことも。

意見はあくまで参考にとどめ、自分がこのコースで何をしたいのかがブレないようにしましょう。

10. 猫の手がカワイイ

コースを作っているとき、テレビとGamePadは同じ画面が表示されていますが、テレビの方には人の手が表示されます。GamePadのL/Rスティックを押し込むといろいろ変更でき、その中に猫の手もあります。カワイイ猫の手に癒やされて、いいアイデアが浮かんでくるかも。

なんていうボケが最後に来ましたが、実はこれもコース作りに関係しています。

「なぜ、猫の手がカワイイのか」

日本でも猫の人気は犬をしのぐほどですが、どこに魅力を感じるかは人それぞれ。カワイイだけが人気の理由ではなく、魅力をはっきりと言語化できなかったりもします。

『スーパーマリオメーカー』のコースでも同じで、人気のあるコースはなぜ人を惹きつけているのか、どの部分が評価されているのかを考えながら遊ぶことで、コース職人に近づけるかもしれません。

コース職人への道

作った本人は全部知っているけれど……

時間をかけて作ったコースの仕組みは、自分はよく知っています。キノコの位置や敵・障害物の配置、正しい道順。なので調整していると、どんどん難易度が上がってしまったりします。一方で、初めてそのコースを遊ぶ人は、そのコースについて、何も知りません。ゴールを見てもらえず、クリアする前に遊ばれなくなってしまうかも。

そのコースについて何も知らない、初めて遊ぶ人のことを考えて、初見殺しを避けて仕掛けを覚えてもらう余裕を持たせたり、どこをどう進むのかわかるコースを作るのがおすすめ。

人は思うように遊んでくれない……

スゴイ仕掛けを作っても気がついてもらえなかったり、意図通りに進んでもらえなかったり。思うように遊んでもらえないことが結構あります。

解決方法は、1つはわかりやすいルートにして、余計な場所をなくし、仕掛けに誘導する構成にする方法。もう1つは、逆に自由に動けるようにする方法。遊ぶ側が自由に動き回れる部分と、手応えのある難関を、バランスをとって配置する。オリジナルのマリオもそういう構成になっています。

コース作りの基本は、人に楽しんでもらってなんぼ。自己満足にならないコースを作りましょう。

絵を描いたり、物語を書いたり……

コース作りには、言葉で説明できる部分と、言葉では上手く説明できない部分があります。思いついたアイデアをそのまま作ってみたり、ふと浮かんだ絵や形を再現してみたり。

どちらが正しいやり方というのではなく、人によって作りやすいやり方は異なります。自分なりのコース作りを楽しみましょう。

フォローして更新情報をチェック

  • follow us in feedly