韓国任天堂、大規模な事業再編で従業員8割削減


 

韓国任天堂が大規模な事業再編を決定したと報じられています。約60名が在籍していた韓国任天堂のスタッフは8割削減され、新年度が始まる4月1日付でわずか10名に。規模縮小にともなって、事務所もソウルから移転する見通しとのこと。

報道によると、韓国任天堂は2月初旬より希望退職者を募集。その削減規模は、全従業員の8割に相当する大規模なものでした。今回の人員削減が決まったのは、4年連続して赤字を計上し、黒字化出来なかったことが主な理由。人員削減によりローカライズや広報活動は縮小され、ディストリビューターに近い会社になるのではと見られています。また最悪の場合、韓国市場から撤退する可能性も示唆されています。

代表は現在の福田裕之氏が留任。業績不振を理由にこれだけの大規模なリストラを行いながら代表が変わらないのは、従業員に責任を転嫁しているのではないか。と不満の声もあがっているようです。

任天堂は韓国でニンテンドー3DSとWiiを展開。今年は『ゼルダの伝説 トライフォース3銃士』や『ブレイブリーセカンド』を発売した他、今後は『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』や『星のカービィ ロボボプラネット』『ファイアーエムブレムif』『ポケットモンスター サン・ムーン』等を韓国語に対応して発売予定。

その他の計画に関しては不透明で、サードパーティの有力タイトル、例えば韓国でも人気の『モンスターハンタークロス』のローカライズが見送られてしまうのではとの懸念も出ているようです。

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