料理系と柴咲コウ出演ということでなんとなく見てしまった映画『食堂かたつむり』。小説家の小川糸による同名作品が原作となっている。声を失った倫子(柴咲コウ)が営業する、そこで料理を食べると幸せになるという食堂。
食堂かたつむりの料理を食べると願いが叶うっていうのはいいんだけど(美味しいご飯食べたらそりゃあ幸せな気分にもなるしさ)、肝心の出てくる料理に心がないように見えるんだ。カップルエピソードが多すぎたせいか、話がどんどんエキセントリックな方へと流れていったせいか。
ビビッドな色遣いの映像は嫌いじゃなかったし、喋らなくても柴咲コウは可愛いんだけど、ペットを食べてしまったり、最後に出てくる、あの鳩を食べて美味しいとか…なんだかなあ。
おっぱい山の麓の小さな町で生まれた倫子は、自由奔放な母親に馴染めず、都会で一人暮らしをしていた。しかし、恋人に家財全てを盗まれ、仕方なく実家に戻る。母が飼っているブタ、エルメスに天然酵母パンを作っているうちに、自分で食堂を開くことを思いつく。倫子の食堂“かたつむり”は大評判になり、“かたつむり”で食事をすると幸せになるという噂が流れる。
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