大ヒットTVドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』の劇場版第2弾。ハッピーエンドで終わった前作から2年後が舞台になっていて、結婚したキャリーはそろそろ不満も溜まりだし、ミランダとシャーロットもそれぞれ家庭や仕事の悩みを抱えています。
サマンサは独身なので更年期障害という個人的な悩みですが、彼女にしてみればかなりの問題。画面の中の彼女たちも十分に年を重ねて、もういい大人ですね。それでもパワフルさは相変わらずで、ストーリーはともかくとして楽しませてくれました。
アブダビの高級リゾートや超ゴージャスな4人のファッションなど、いささか現実離れしすぎの感じもしたけれど、サマンサの強烈なキャラクターが、惰性で制作されたようなストーリーの薄い今作を引っ張ってくれて、ずいぶんと救われていたかなあと思いますね。最後のあれも礼を欠いてるとはいえ、笑わせてくれます。
これがシリーズ最後になるんだとしたらちょっとなあと思うけれど、だからといって引っ張ってSATC3があってもそれはそれでキツそうだなあ。サマンサは生涯現役でいそうだけど。