ローンチから2ヶ月近くが経ち、アクティブユーザーも当初より落ち着いてきたことが報じられる『 Pokémon GO (ポケモンGO)』ですが、アプリ内課金は好調で、配信2ヶ月を前にこれまでの売上金額が4億4000万ドルを突破したようだと、調査会社 SensorTower が報告しています。
アプリ販売の取引手数料は、App Store も Google Play も30%ということで、開発・運営元である Niantic の収益は3億ドル以上となった計算。8月の調査報告時から1億ドル上乗せされ、販売面においてはまだまだ勢いがあります。
ポケモンGO vs. 夏映画
他ゲームアプリとの比較は前回行われているため、今回はVS夏映画という構図に。『ポケモンGO』は、『ウォークラフト』や『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』『ゴーストバスターズ』といった今夏のブロックバスター映画の興行収入を上回る販売額を獲得していることが分かります。
『ポケモンGO』はアクティブユーザー減少だけでなく、いくつかの地域ではダウンロード数や売上ランキングにおいても他アプリに1位を譲るケースが増えてきています。
それでも SensorTower によれば、この数週間は毎日安定して400万ドル規模の水準を維持。中国やインドといった地域への進出をまだ残しており、巨大市場への進出でもうひと伸びする可能性が指摘されています。
まもなく2億DLに到達
当初の爆発的な勢いではもはやないとはいえ、『ポケモンGO』のユーザーは日々増え続けています。報告時点での累計ダウンロード数は、App Store と Google Play の合算で1億8000万を突破。まもなく2億に届こうかとしています。またアメリカのアクティブなスマートフォン全体の12%にインストール済みであるとの推計も。
また8月30日時点において、アメリカのユーザー(iOS)の平均プレイ時間は1日約32分。ローンチウィークからほとんど変化がないという結果になりました。
まだまだゲームは初期状態で、コンテンツのボリュームが十分とは言いがたい『ポケモンGO』ですが、開発元の Niantic からは、今秋いくつか機能追加があるとアナウンスされています。内容次第ではこの勢いを維持し、かつゲームから離れたユーザーを呼び戻す可能性を秘めています。