スマートフォン決済サービスの「PayPay」の支払いで付与される「PayPayボーナス」のポイント還元率が、従来の「0.5%」から6倍の「3%」へと引き上げられます。5月8日の利用より適用されます。200円ごとに1ポイントだったのが、200円で6ポイントもらえる計算です。
また懸賞キャンペーンの「やたら当たるくじ」も一部リニューアル。6月以降は「PayPayチャンス」として実施され、20回に1回の確率で最大1,000円相当のPayPayボーナスが付与されるようになります。
ポイント付与「3%」対象となるのは、PayPay残高、Yahoo!マネー、Yahoo! JAPANカードを経由した支払い。その他のクレジットカードでの支払いは従来から変わらず「0.5%」のままとなります。1回の買い物での付与上限は1万5,000円相当、1か月の上限は3万円まで。
新たにはじまる「ワクワクペイペイ」キャンペーンでも、グループのソフトバンクやワイモバイルユーザーを優遇。最大20%分のポイントが還元されます。
PayPayはソフトバンクとヤフーの共同出資会社ですから、グループのサービス利用者を優遇して囲い込みを図るのも当然の流れと言えるのかもしれません。
大規模キャンペーンによりPayPayの利用者数はヤフーの発表によると666万人超と急伸。ただPayPayユーザー獲得のための投資などによりヤフーの純利益は4割減の786億円となるなど、負担は小さくないようです。
スマホ決済サービスは競争激化でポイント還元の大盤振る舞いを続けています。どこまで体力が持ち、どこら勝ち残ることとなるのでしょうか。