今年は3月2〜6日の期間にサンフランシスコで開催されるGame Developers Conference(GDC)。イベントを主催するUBM Techは、今年もカンファレンス開催に向け、前年のイベントに参加した北米ゲーム開発者2000名以上に対して実態調査を実施。最新の業界トレンドを追いました。
順調な普及を追い風に、開発者の関心を集めるPS4/Xbox One
最もソフト開発の多いプラットフォームは56%のPC、および50%だったモバイル(スマートフォン、タブレット)。この2つが主流であることは今年も変化が無いものの、調査結果では、発売から1年が経過し、前世代機から順調に置き換わっているPS4とXbox Oneに対する関心度が高まっていることが明らかに。
現在ソフト開発を行っているプラットフォームは、PS4が昨年の14%から26%へ、Xbox Oneが12%から22%へとそれぞれ増加。今後の開発予定に関しても、PS4は20%から29%へ、Xbox Oneは17%から24%へとこちらも両ハード増加しました。Wii U向けに開発を行っているデベロッパーも、割合は小さいながら昨年の4%からわずかに上昇して今年は6%に。
4割以上が収益を伸ばす
収益に関する調査では、直接販売やデジタルセールスからを主としているデベロッパーが29%で最多に。次いでマイクロトランザクションが21%でした。小売店での販売は13%でした。
収益に関する質問では、41%が前年比で増益になったと回答。減益の9%を大きく上回りました。横ばいは20%でした。また、スタッフ数も44%が増加したと回答するなど、概ね業界の景気は上向き(減少は15%、変化なしは38%、スタジオ閉鎖は1%)。
最後にeSportsについて。回答者の12%がeSports要素(対戦、スキルベース、マルチプレイ)を含むタイトルに取り組んでいるとし、全体の79%は長期的に持続可能なビジネスであると将来性を評価。eSpotsは今後、さらに拡大していくと考える開発者も「例えば、Twitchを使えばとても容易に視聴できますし、EVOのような話題性の高いイベントはますます注目を集めています」
GDC 2015は3月2〜6日の間、サンフランシスコのモスコーンセンターで開催されます。