2014年12月／年間NPD、ハード販売好調で市場規模はほぼ横ばい。ソフトは『CoD: AW』が1位、『スマブラ3DS/WiiU』もトップ10入り

2015年1月16日

2014年12月期のマンスリーレポート、及びアニュアルレポート概要が報告され、12月はPS4やXbox One、そしてWii Uを含む任天堂プラットフォームも好調なセールスを記録したことが明らかになりました。

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市場規模は12月、年間でほぼ横ばい

2014年の年間市場規模はほぼ横ばいの131億ドル（前年比+1％）。ハードウェア市場は、次世代機待ちで落ち込んだ昨年から回復し、20％増加の50億7000万ドル規模となったものの、ソフトウェア市場は13％ダウンの53億ドル。周辺機器・アクセサリ市場は5％アップの27億3000万ドルでした。

市場総規模: 131億ドル（↑1％）
ハード市場: 50億7000万ドル（↑20％）
ソフト市場: 53億ドル（↓13％）
周辺機器・アクセサリ市場: 27億3000万ドル（↑5％）

2014年12月は1％ダウンの32億5000万ドル。ハードウェア市場は4％ダウンし13億1000万ドル、ソフトウェア市場は2％ダウンの12億5000万ドル、周辺機器・アクセサリ市場は唯一拡大を見せ、8％アップの6億8120万ドルでした。

市場総規模: 32億5000万ドル（↓1％）
ハード市場: 13億1000万ドル（↓4％）
ソフト市場: 12億5000万ドル（↓2％）
周辺機器・アクセサリ市場: 6億8120万ドル（↑8％）

ハード: ソフトを同梱したバンドルセットが人気

12月の売上では前年比4％ダウンしてしまったハード市場。しかし、現行機の売上は前年比で13％増加。発売から14ヶ月を比較すると、PS4とXboxOneの累計販売台数は前世代（PS3/360）を65％上回っているなど、ローンチの貯金が大きく依然として前世代を上回るペースで普及が進んでいます。

12月は、バンドルセットがセールスを大きく牽引。ソフトを同梱したバンドルセットによる売上はハードウエアセールス全体の71％を占めたとのこと。前年の32％から大きく伸びています。お得感を感じさせる（実際価格面で割安ですが）、ホリデー商戦に欠かせないセットとなっています。

Microsoftは、11月と12月のそれぞれで、Xbox Oneがトップセラーハードであったと主張。この2ヶ月の週平均売上は、当時のXbox 360と比較して50％上回っているとのこと。MSはこの勢いを持続するため、16日よりXbox Oneを50ドル引き下げ、ホリデー商戦期の特別価格と同じ349ドルで販売します。

ソフト: 月間でも年間でも『CoD: AW』

年間で13％、月間で2％ダウンとなるなど不振だったソフト市場。北米市場でも発売タイトル数の減少に苦しみ、2014年は前年比で新作が10％減少し、これが低迷の主因だとNPD。前世代機向けが33％ダウン、携帯機も16％減少し、2市場で25億ドル減少したことも響きました。しかし選ばれるタイトルの人気は変わらず、上位10本の売上は昨年とほぼ同数だということです。第8世代、現行機の普及が順調であることも好材料の1つ。各ハード二桁成長を見せ、前年比70％の増加、年間では17億ドル規模にまで成長しました。

USチャートのトップ10は、12月、そして年間でも『Call of Duty: Advanced Warfare』が首位。『Grand Theft Auto V』や『Madden NFL 15』、『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』、『Minecraft』など、年間チャート上位に食い込むソフトは12月の月間チャートでも人気です。

任天堂は『スマブラ』によって4年ぶりに年間トップ10入りするなどソフトセールスが好調でした。『amiibo』も好調で、260万近い数が売れているとのこと。