海外のデベロッパである2D Boyによるパズルゲーム『グーの惑星』。タイトル通り「グー」と呼ばれるネバネバした不思議な生き物をつかんで、あるいは伸ばしたりして、パイプまで導くパズルゲームです。
ティム・バートンライクのちょっぴりダークな世界観がお気に入り。国内メーカーじゃちょっとこのセンスは出せないものね。こういう画を出せるから海外作品は好きなんだけど、その分難易度がえげつなかったりもする。
1月31日まで体験版のダウンロードが可能だったので、まず体験版をダウンロードして遊んでみたのだけど、非常に良くできたゲームですね、これ。すぐに有料版もダウンロードしました。
ステージによって指定された、様々なグーを使ってバランスを取りながら繋げてゴールを目指していきます。それだけなんだけどバランスを取りながらという部分が非常にはまります。強引に力業でゴールを目指してみたり、安全に組み立てながらゴールを目指したり(あんまり慎重になりすぎると目標数に届かなくなってしまうけど)。
クリア条件以上に余ったグーは、世界中のユーザーと競えるおまけステージで使う事ができ、ちょっとやそっとじゃ出せないスゴいレコードというのがあるので、なるべく少ないグーでゴールまで到達してやろうという気にさせてくれる。凄すぎて目指す気が起きないものもあったり。
ギリギリまで引っ張って距離を稼いだり、わざと不安定に揺らして反動を利用したり、アクションゲームのような要素もあります。序盤はチュートリアルのようなステージが続くのだけど、使えるグーの種類が増えると途端にその表情を一変させます。この辺りは洋ゲー。おそろしい。
1,500ポイントの壁
すごく面白いのだけど、Wiiウェアで1,500ポイントはちょっと割高に感じるかなあ。ニンテンドーポイントカードの最低購入価格は1,000円(1,000ポイント)なので、それで購入出来ないのは痛い。ただ国内メーカーの尖ったタイトルがどのハードを見渡しても殆ど見られないだけに、海外開発のゲームはもっと出て欲しいなと思う。
言葉の問題も、こういうゲームなら何も懇切丁寧にローカライズする必要もそれほど無いと思うんだよね、最低限の部分さえあれば。せっかくダウンロード販売というチャネルがあるのに、国内だ海外だとマーケットを縛られるのは勿体ない。
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[Wii Ware] グーの惑星 / 任天堂(2009):
海外のデベロッパである2D Boyによるパズルゲーム。「グー」と呼ばれるネバネバした不思議な生き物をつかんで、あるいは伸ばしたりして、パイプまで.. http://bit.ly/9XH6MU