スタジアムの感動を! J’s GOALの熱き挑戦
Jリーグメディアプロモーション編著
出版社: TAC出版
2003年のリニューアル前、わずか月間3,000PVだったJ’s GOALは、どのようにして月間3億PVを越えるまでに至ったのか。リニューアル期からその変化の過程を伝える1冊。
サポーター目線、スピード、豊富なコンテンツ量。という基本コンセプトをしっかりと定め、「ユーザー主義」「エンジョイ・スタジアム」という信念をスタッフの共通理解として浸透させる。そうすることでモチベーションを高く維持し続けられるのだという。
- 目次:
- プロローグ おじさんサポーターの涙
- 第1章 ない、ない、ないからの始まり(すべてはひとつの相談から・ファンサイトを活かす3つのコンセプト)
- 第2章 誰もがうれしいへ(SNS、ブログをひとつのメディアとしてとらえる・怒濤のゲーフラ企画、まずはつくり方伝授から)
- 第3章 “エンジョイ・スタジアム”を合言葉に(スタジアムで音量測定のワケ・お手製カップをつくってスタジアムで掲げよう!)
- 第4章 世界への第1歩(Jリーグの価値向上につながるACL・迷子になりながら、現地ガイド制作)
- 第5章 クラブ文化とは(FIFAクラブワールドカップへのアプローチ・「クラブ文化」の真髄を求めて)
- エピローグ 情熱とアイディアで日本中を笑顔に
あの圧倒的な量を適時更新し続ける裏にはスタッフの相互理解が不可欠だったのですね。WEBサイト作りに限らず、他の仕事にも通じる考え方。
ゲーフラを普及させたり、スタジアムでの様々な催しを企画してみたり、「エンジョイ・スタジアム」というテーマの下、より多くのサポーターに感じて貰えるように努力し続けるJ’s GOAL。
プロローグやACLのページ、クラブワールドカップでのサポーター交流なんかはグッとくるものがあります。審判問題や試合内容に関してのコメント検閲なんかの課題も無いわけではないけれど、大きな信念を持ってサイト運営をしているのだなというのが伝わって来た。
サポーターは欲張りなもので、今の情報量ですら満足せずサポートクラブの情報をもっと充実させてくれと願っていると思うけれど、J’s GOALには応えるポテンシャルがあると思う。Jが抱えている問題も、この情熱が持続すればファンサイト側からボトムアップで解決に向かうのではないかなと考えさせられた。
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