2014年2月のNPD月次販売データ、PS4/Xbox One効果が持続しハード市場が好調


 

NPDグループから2014年2月期のアメリカビデオゲーム市場レポートが報告されました。市場総売上は、ハードウェアの好調に後押しされ、8.87億ドルと前年同月比9%上昇。ハード市場は3.47億ドル(42%増)、アクセサリ市場は2.21億ドル(3%増)、PCゲームを含むソフトウェア販売数は3.28億ドルで11%減少しました。


ハードウェア市場はPS4とXbox Oneが引き続き牽引。PS4がXbox Oneをリードしているものの、その差は僅差だということです。「PS4は2014年2月期のハードウェア売上を牽引しましたが、Xbox Oneも近い数字を販売し販売台数は1割未満と僅差でした。Xbox Oneはより高い価格で販売であり、販売金額ベースで見ると市場を牽引したのはXbox Oneでした」

NPDアナリストのLiam Callahan氏は述べています。

マイクロソフトの声明によると、Xbox Oneの2014年2月の販売台数は25.8万台。Callahan氏のコメントから、PS4の2014年2月の販売台数は28.6万台前後だろうと推測されます。

ハード売上の好調により、PS4/Xbox Oneソフトの売上は、PS3/Xbox 360の同一機間の売上よりも上だとCallahan氏。

「PS4とXbox Oneのソフトウェアセールスは、2月全体を通して素晴らしい滑り出しとなっています。PS3とXbox 360を組み合わせた最初の4ヶ月売上を比較したとき、PS4とXbox Oneのそれは8割増加しているのです。(にもかかわらず、ソフトウェア市場は前年割れとなっていますが)ソフトウェア市場の損失の大半は、移行を期待されているPS3/Xbox 360/Wii世代の下落によるものです」

次世代機発売後も前世代機の売上が暫く持続する、これまでに見られたような動きは今回は無く、前世代機が息切れしてしまっていることが市場縮小に繋がっています。

ソフトチャートは依然として『CoD: Ghosts』が際だった強さを見せているものの、『The Lego Movie Videogame』『Thief』『LIGHTNING RETURNS : FINAL FANTASY XIII』『Bravely Default』といった新作も登場。新作比が改善しています。

2014年2月のUSチャート トップ10

  1. Call of Duty: Ghosts (360, PS3, Xbox One, PS4, Wii U, PC)
  2. The Lego Movie Videogame (360, PS3, 3DS, Wii U, Xbox One, PS4, Vita)
  3. NBA 2K14 (360, PS4, PS3, Xbox One, PC)
  4. Thief (PS4, Xbox One, 360, PS3)
  5. Grand Theft Auto V (360, PS3)
  6. Battlefield 4 PS4, Xbox One, 360, PS3, PC)
  7. Assassin’s Creed IV: Black Flag (360, PS4, PS3, Xbox One, Wii U, PC)
  8. Lightning Returns: Final Fantasy XIII (PS3, 360)
  9. Minecraft (360)
  10. Bravely Default (3DS)

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