MCVにてGfK Chart-TrackのUK市場年間ヒットチャートが公開され、360万本以上を記録した『Grand Theft Auto V』が、エンターテインメント部門において2013年最大のヒット商品となったことが明らかになりました。
367万本と驚異的な販売数を叩き出した『グランド・セフト・オートV』は、2位の『007 スカイフォール』(295.9万本)に大差を付けての首位を獲得。3位には『FIFA 14』が265.6万本で続きました。
5位の『Call of Duty: Ghosts』は、200万本を割り込んで199.1万本。MCVによると昨年の『CoD: BO2』は同期間で270万本を販売しており、今作は大幅に数字を落としているとのこと。『CoD』がUK最大のヒット商品として君臨していた時代は終わったと伝えられています。
Activisionは次世代機への移行で売上が鈍化すると指摘していますが、一方で初速の鈍かった『FIFA 14』は、次世代機の登場により売上が加速。シリーズ最高記録を打ち立てた『FIFA 13』は261万本でしたが、今年はそれを上回る265万本を販売しています。
ビデオゲームはこの他に『Battlefield 4』『Assassin’s Creed IV: Black Flag』がランクイン。『Battlefield 4』は83.8万本を販売、『Assassin’s Creed IV: Black Flag』は77.6万本を販売しています。いずれも現行機版では初速が鈍りましたが、次世代機版到来と共に幾分挽回しています。
ゲーム以外の部分では、映画のパッケージ販売がまだこれだけの規模で存在しているという所に驚きを隠せません。ゲームや映画、音楽を含めた販売数の年間チャートで、映画が多数を占めるというのは、日本ではちょっと考えられないことです。
UK年間チャート 2013 エンタメ部門トップ20
- 3,670,234 – Grand Theft Auto V(Video Game)
- 2,959,969 – 007 Skyfall(Video)
- 2,656,763 – FIFA 14(Video Game)
- 2,065,152 – The Hobbit – An Unexpected Journey(Video)
- 1,991,994 – Call Of Duty: Ghosts(Video Game)
- 1,497,737 – Les Miserables(Video)
- 1,449,311 – Despicable Me 2(Video)
- 1,190,139 – The Twilight Saga: Breaking Dawn Part 2(Video)
- 1,159,595 – Now That’s What I Call Music 86(Music)
- 968,238 – Now That’s What I Call Music 85(Music)
- 968,129 – Monsters University(Video)
- 909,331 – Star Trek: Into Darkness(Video)
- 885,311 – Django Unchained(Video)
- 858,834 – Life Of Pi(Video)
- 838,869 – Battlefield 4(Video Game)
- 828,027 – Man Of Steel(Video)
- 821,070 – Despicable Me(Video)
- 816,922 – Iron Man 3(Video)
- 804,396 – Taken 2(Video)
- 776,888 – Assassin’s Creed IV: Black Flag(Video Game)
今回の調査はパッケージ版の販売数で、ダウンロード版の販売数は含まれていないとのこと。