デジタル市場の拡大で、5年ぶりのプラス成長を達成しました。
GfK Chart-Track、IHSデータの数字をまとめたERA (Entertainment Retailers Association)の報告によると、2013年のUKビデオゲーム市場総売上は5年ぶりに前年比6.6%増とプラス成長を見せ、さらにデジタル販売がパッケージ販売の規模を初めて逆転するという、本格的なデジタル時代到来を予感させる象徴的な年となりました。
『Minecraft』や『Candy Crush』、『Angry Birds』が好調なセールスを見せた、モバイルや家庭用ゲーム機、PC、タブレットゲームによって生成されるデジタルダウンロード市場の規模は11億8,000万ポンドで、前年比16.4%の成長を遂げました。一方でパッケージ販売は2.9%減の10億1,500万ポンドで、初めてデジタル市場との規模が逆転しています。
ゲーム市場の総規模は21億9,000万ポンドだったとのこと。
またERAによると、単価の高いビデオゲーム業界は、UKにおいて2年連続でナンバー1のエンターテインメントフォーマットで、映像業界や音楽業界に相当な差をつけているとのこと(販売金額ベース)。
フルゲームに加えて、追加コンテンツの少額決済やサブスクリプションによる会員制サービスなど、販売形式が多岐に渡るデジタル市場は、2014年もさらなる成長を続けていきそうです。