NPDグループから、2013年5月期のアメリカゲーム市場マンスリー販売データが発表されました。デジタルディストリビューションやオンライン、レンタル、中古売上、DLC、モバイル、ソーシャル、マイクロトランザクションを含まない、小売店販売のデータです。
縮小傾向が続くアメリカのゲーム小売市場、今月も前年同期比25%ダウンとなり、市場規模は3億8,630万ドルでした。ハードウェア市場は31%ダウンで1億ドルを割り込み9,600万ドル、ソフトウェア市場は44%ダウンの1億8,760万ドル、周辺機器・アクセサリ市場も6%ダウンの1億1,530万ドルでした。
NPDのLiam Callahan氏は、ソフト市場が4割以上もの縮小を見せた理由について、発売ソフトの数、質が不足していると指摘。昨年同期は『Diablo 3』が大きく牽引しました。
コンソール売上トップは29ヶ月連続でXbox 360
コンソール販売数のトップはXbox 360で11.4万台。29ヶ月連続でシェアトップを維持しています。しかし前年の27万台からは6割近くの減少と、Xbox Oneを控えてかつての勢いはありません。Xbox 360プラットフォームの市場規模は1億4,980万ドルで、3DSに市場規模トップの座を明け渡しています。
ニンテンドー3DSプラットフォームが最大シェアに
Callahan氏によれば、家庭用ゲーム機全体ではニンテンドー3DSがXbox 360を上回り、5月期は米国におけるトップシェアプラットフォームとなりました。
残念ながら具体的な販売数は公表されていないものの、任天堂アメリカから、3DSソフトの売上が『ドンキーコングリターンズ3D』や『ルイージマンション2』の好調により前年同期比60%アップした事が発表されています。
総合チャートでは『DKR3D』は月間3位、『ルイマン2』は同5位でした。SKUベースで見ると『DKR3D』が2位、『ルイマン2』は3位だったとのこと。
6月期については、上半期の大本命『とびだせ どうぶつの森』発売により3DS本体の週販が4倍に跳ね上がるなど、既に任天堂から好調なスタートを切ったことが伝えられており、任天堂アメリカからも数字が発表されるものと思われます。
2013年5月: アメリカチャート トップ10
- Injustice: Gods Among Us (PS3, Wii U, Xbox 360)
- Call of Duty: Black Ops 2 (PC, PS3, Wii U, Xbox 360)
- Donkey Kong Country Returns (3DS, Wii)
- Dead Island: Riptide (PC, PS3, Xbox 360)
- Luigi’s Mansion: Dark Moon (3DS)
- Metro: Last Light (PC, PS3, Xbox 360)
- NBA 2K13 (PC, PSP, PS3, Wii, Wii U, Xbox 360)
- BioShock Infinite (PC, PS3, Xbox 360)
- Battlefield 3 (PC, PS3, Xbox 360)
- Lego Batman 2: DC Super Heroes (3DS, DS, PC, PS3, Vita, Wii, Wii U, Xbox 360)