NPDグループから、2013年3月のアメリカゲーム市場販売データが発表されました。前年同月から10%ダウンの9億9,250万ドルと縮小傾向が続いているものの、ソフト市場が2%プラスに転じました。
ハードウェアセールスは、前年同月比32%ダウンの2億2,160万ドル、PCを含むソフトウェアセールスは同2%アップの6億240万ドルでした。2%と僅かですがソフト市場はプラスに転換。NPDアナリストのLiam Callahan氏によれば、プラス成長は2011年11月以来ということです。
3月が好調だった理由として、新作タイトルが市場を牽引したことが挙げられており、2013年3月発売タイトル群は、2012年3月発売タイトルよりも40%以上多い販売を見せているとのこと。発売タイトル数こそ前年より20%ほど減少しているものの、販売額は前年同月の新作タイトルより70%以上好調だったといいます。
Callahan氏は「業界は幾つかのヒットタイトルを欲していた」と述べ、3月は『BioShock Infinite』が主導となって、他にも『TOMB RAIDER』や『Gears of War: Judgment』、『ルイージマンション2』が出たこと、また『TOMB RAIDER』と『BioShock Infinite』がシリーズ最高初動記録を打ち立てたことを付け加えました。
Contents
Xbox 360が27ヶ月連続トップ
ハードウェア売上げは、マイクロソフトのXbox 360が261,000万台を販売し、27ヶ月連続でシェアトップとなっています。ハードが全体的に落ち込む中ニンテンドー3DSは前年同月比9%の成長を見せました。
任天堂タイトルの動向
任天堂アメリカから一足先に数字の発表がありましたが、『ルイージマンション2』の3月におけるパッケージ版の販売数は約36.5万本だったということです(ダウンロード版を含むこれまでの販売数は41.5万本)。
同じく3月に発売された『ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮』は初動14.5万本、『ファイアーエムブレム 覚醒』は6.4万本を販売し、累計24万本まで伸ばしています(ダウンロード版含む)でした。
また3DSパッケージソフトの累計セールスの2,000万本突破も合わせて発表されています。
2013年3月: アメリカチャート トップ10
- BioShock Infinite (PC, PS3, X360) *878,000本
- Tomb Raider (PS3, X360)
- Gears of War: Judgment (X360)
- God of War: Ascension (PS3)
- Call of Duty: Black Ops 2 (PC, PS3, Wii U, X360)
- Luigi’s Mansion: Dark Moon (3DS) *365,000本
- MLB 13: the Show (PS3, Vita)
- NBA 2K13 (PC, PS3, PSP, Wii, Wii U X360)
- The Walking Dead: Survival instinct (PS3, Wii U, X360)
- Naruto Shippuden: Ultimate Ninja Storm 3 (PS3, X360)