2003年に任天堂から発売された、ゲームキューブ用ソフト『F-ZERO GX』。同時期にはアーケード版『F-ZERO AX』も稼働し、コースデータやマシンなど『GX』との連動要素も用意されていましたが、そうしたデータだけに止まらず、『AX』が丸ごと『GX』に完全収録されていたことが明らかになりました。
『F-ZERO』といえば、ハイスピードレーシングゲームの代名詞的存在で、初のアーケード版である『AX』はマシンに合わせてコックピットが動く体感型の大型筐体が採用されるなど、ゲーム機では味わえない臨場感のあるレースを楽しむことができました。
『GX』のストーリーやグランプリをクリアしていくことで、『AX』のマシンやコースは徐々にアンロックされていきますが、まさか『AX』のシステム自体が完全収録されていたとは。そしてこのタイミングで発見されるとは。
なお『AX』のゲームモードは通常のゲームプレイでの範囲内では解禁せず、遊ぶためには改造コードを入力するツールが別途必要です。コードの利用は自己責任で。
『GX/AX』は2003年に任天堂とセガのコラボレーションでリリースされ(開発は現在『龍の如く』シリーズ等で活躍中の名越稔洋氏が率いていたアミューズメントヴィジョン)、今年7月で発売から10年を迎えます。
2004年のGBA『F-ZERO CLIMAX』以降、新作リリースが途絶えてしまっている『F-ZERO』シリーズですが、国内外に根強いファンも多く、新作が待ち望まれています。
余談ですが、海外ではファミコン生誕30周年を記念した『Wii U バーチャルコンソール 体験キャンペーン』のラインナップにスーパーファミコンの初代『F-ZERO』が採用され、第2弾タイトルとして3月21日まで配信されています。