任天堂の古川俊太郎社長はネットに流れる Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)後継機種の報道について、「不正確」であるとコメントしました。7日のオンライン記者会見で述べました。
古川社長は「ネットを中心にあたかも公開情報であるかのようなうわさが流れているが不正確だ」と指摘。夏の Gamescom 2023 にて一部のパートナーに次世代機のデモンストレーションを披露したという報道内容を挙げた上で、「事実ではない」と否定したとのこと。
Nintendo Switch 2(仮)に関する話は「コメントできることはない」としてこの日も任天堂から公式な話は出ていません。年間で最重要な年末年始商戦を控え、Nintendo Switch に注力しています。
古川社長はまた、先日公開された2画面ゲーム機に関する特許に関しても言及。「(特許の情報は)公開されると理解して出願している。そのまま将来の製品に搭載されることを意味するわけではない」と述べています。
海外メディアが得ているという情報によると任天堂は、主要なパートナー向けに次世代機の開発キットの配布を開始しており、2024年後半にも発売を開始する計画だとされています。ビジネス的にも Nintendo Switch は終盤に入っていることから、次世代機が近づいていることを予感させます。
任天堂の新作タイトルが減少していることや(一定数は確保されているものの移植・リマスター・リメイク中心)、最近の新作ソフトでアップデートによる機能・要素の追加が追加コンテンツが予定されていないことも、次世代機向けに開発リソースを割いているためではと見られています。