任天堂、次世代機への移行にニンテンドーアカウントを活用すると改めて確認。現行スイッチと互換性がある?


ニンテンドースイッチ 有機ELモデル Nintendo Switch OLED Model

 

ドイツで開催された gamescom 2023 の期間中、任天堂が一部パートナーに Nintendo Switch の後継機種(仮に Nintendo Switch 2)を披露したというニュースがありました。現行 Nintendo Switch は息の長いプラットフォームですが、2017年3月の発売開始から 7 年目に入っており、ゲーム機のライフサイクルを考えれば後半に入っているのは明らか。任天堂が近い将来に備え次世代機の準備を進めていても何ら不思議ではありません。

スイッチでは、非常に多くのソフトウェアが発売されてきました。

パッケージ版を購入しているにせよダウンロード版を購入しているにせよ、次のハードへの移行を考えるときには、スイッチでの資産を移行できるのか、互換性があるのかどうかも気になるところ。

任天堂は以前より、後継機種へ移行の際はニンテンドーアカウントを活用すると述べています。任天堂アメリカの社長 Doug Bowser 氏は最近のインタビューで Switch 2 について、日本の任天堂が述べているのと同様に、ニンテンドーアカウントを活用してスムーズな移行をうながす考えを改めて表明しています。またこの話を読む限り、Switch 2 が Switch との間で下位互換性を有することをほんのり確認できたようにも見えます(確定はしていませんが)。

Doug Bowser 社長はまず「世の中に出回っている噂について自分はコメントする立場にないし、そもそもコメントするつもりはない」と次世代スイッチが gamescom 2023 で披露されたとする報道についてコメント。その上で現スイッチユーザーが次世代プラットフォームへ安心して移行(たとえば、スイッチで購入したコンテンツや投資が後継機種へ引き継げる)できるようにするにはどうしたらいいかという質問について、次のように回答しています。

「コミュニケーションや移行を支援するために任天堂がスイッチで行ったことのひとつが、ニンテンドーアカウントの立ち上げです。かつては移行するデバイスごとに、まったく新しいアカウントシステムを導入していました。しかしニンテンドーアカウントを作ることで、新しい任天堂プラットフォームへ移行する際、また移行した際、プロセスや移行を容易にするために、プレイヤーとコミュニケーションがとれるようになりました」

「任天堂の目標は、現行機のライフサイクルの最後の年と次世代機のサイクルの始まりによくある、落ち込みを最小限に抑えることです。新しいプラットフォームで可能な機能についてここで話すことはできませんが、ニンテンドーアカウントは私達がハードを移行する際にコミュニケーションをとるための強力な基盤です」

と、やはりニンテンドーアカウントがカギを握っているようです。Nintendo Switch でニンテンドーアカウントを連携するとニンテンドーアカウントのチャージ残高や登録クレジットカード情報、ソフトやコンテンツの購入履歴、Nintendo Switch Online 加入状況などの情報がアカウントごとに管理されます。スマホ向けアプリではセーブデータのバックアップなども行えます。


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