任天堂、Nintendo Switch 2を主要パートナーに公開。技術デモに『ゼルダBOTW』強化版や『The Matrix Awakens』と報じられる


Nintendo Switch ロゴ

 

8月の Gamescom 2023 に参加し、『ピクミン4』などをプレイアブル出展した任天堂。バックヤードでは将来に向けた動きも出ていたようです。Eurogamer によると任天堂は Nintendo Switch 2 の開発者向けプレゼンテーションを非公開で行い、パートナー企業に対して性能を示す技術デモを披露したとのこと。

強化版『ゼルダの伝説BOTW』技術デモ

デモのひとつは『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の強化版。スイッチ2の目標スペック上でフレームレートや解像度が向上していたといいます(あくまで技術デモであり、再発売を示唆するものではありません。でも遊びたい)。

任天堂は Nintendo Switch に注力しており次世代機の発売計画を発表していませんが、2025 年 3 月期(2024年4月〜2025年3月)のどこかのタイミングで投入されるだろうと広く予想されています。

任天堂の次世代機に関しては、いくつかの主要メーカーには開発キットが届いているという話や、想定スペックを聞いている、現行 Nintendo Switch のように携帯モードも利用可能などという話も出てきており、噂や憶測のなかに真実も紛れていそうな、この時期特有の報道が増えています。

一部報道では Nintendo Switch 2 への世代交代は 2024 年後半とも言われていますが、Eurogamer によると任天堂は可能であれば時期を早めたいと考えているとのこと。

任天堂はこの件に関して回答を控えています。

『The Matrix Awakens』が動作、DLSSで他社現行機に匹敵するビジュアル

VGC も独自情報を付け加えてこの件を報じています。こちらの記事では任天堂は、2021年に PlayStation 5 / Xbox Series X|S 向けに配信された Epic Games の Unreal Engine 5 技術デモ『The Matrix Awakens』を、スイッチ2の目標スペックで動作させて見せたとのこと。

スイッチ2での『The Matrix Awakens』は Nvidia のアップスケーリング技術 DLSS が使われ、さらに高度なレイトレーシング技術も可能で、PlayStation 5 / Xbox Series X に匹敵するビジュアルを実現しているのだそう(同等のスペックという意味ではありません)。

任天堂は自社でアップスケーリング技術の研究も進めています。

2023年後半のスイッチは強力なラインナップ、2024年以降は

2024年3月期の任天堂、Nintendo Switch は『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』の特大ヒットではじまり『ピクミン4』もシリーズ最大の売上となるなど好調が続いています。秋以降も 2D マリオ最新作『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』や『スーパーマリオRPG』、『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』『超おどる メイド イン ワリオ』と注目作がラインナップ。2024年にはピーチを主役とする新作や『ルイージマンション2』のリメイクもありマリオファミリーの活躍を見られます。

一方、『メトロイドプライム4』は発売日未定が続いています。ビジュアル面でも期待されるタイトルなだけに次世代機への移行、あるいは次世代機と現行スイッチとのマルチ化(『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が Wii U とスイッチとのマルチプラットフォームだったように)もささやかれますが、どうなるでしょうか。


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