【ピクミン4】シリーズ最大、初週売上40万本超で国内デビュー、遊びやすさとかわいい新相棒「オッチン」で間口広がる


Pikmin 4 ピクミン4

 

任天堂が2023年7月21日に発売した Nintendo Switch ソフト『ピクミン4』。2013 年に Wii U で発売された『ピクミン3』から実に 10 年ぶりのナンバリング完全新作であり、普及が進んだプラットフォームで発売されるのが今作が初めてということもあって出足が注目されていました。ファミ通のデータ(パッケージ版+ダウンロードカード)によれば『ピクミン4』の日本国内の初週販売本数は40万1,853本。シリーズ最大の初動を記録し堂々の首位デビューを飾りました。

ダウンロードカード以外のダウンロード購入、たとえばマイニンテンドーストアやニンテンドーeショップから直接購入するダウンロード版は集計に含まれていないため、初動規模はより大きくなっているものと思われます。

シリーズ最大初動

キャラクターの知名度に比べソフトの売上がついてきていなかった『ピクミン』シリーズですが、『ピクミン3 デラックス』が記録したシリーズ最大初動 17 万 1349 本の 2 倍以上の出足となりました。ちなみに過去作、ゲームキューブで発売された初代『ピクミン1』は10.1万本、『ピクミン2』は16.2万本、Wii U『ピクミン3』は10.2万本、ニンテンドー3DSで発売された派生作品『Hey! ピクミン』は6.5万本でした(いずれもファミ通)。『ピクミン4』はオリジナル3作の合算を上回る初動を記録したことになります。

生みの親である宮本茂氏をはじめ開発スタッフの皆さんは任天堂公式サイトに掲載されている、任天堂のものづくりに対する考えやこだわりを開発者の言葉で直接届ける開発者インタビュー「開発者に訊きました」の中で、「こんなに面白いのになぜもっと爆発的に売れないんだろう?」「どうすればより多くの方に遊んでもらえるんだろう」と、『ピクミン』がゲームとして持っている魅力がうまく届けられていないことにもどかしさを感じているようでしたが、シリーズ誕生から20年超、ようやくひとつ報われたのではないでしょうか。

これで任天堂の中で『ピクミン』の優先順位が上がって新作や追加コンテンツの開発がしやすくなると良いのだけれど。

この記事をシェアする

Next

Previous