Circana(旧NPD)から2023年4月の米国ゲーム市場規模が報告。ハードウェア・ソフトウェア・周辺機器を含む全体の売上高は 2022 年を 5% 下回る 41 億 2,300 万ドルでした。コンテンツへの消費が 6% ダウンしたことが響きました。一方でハードウェアは 7% 増加しています。
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2023年4月 米国ゲーム市場規模
- トータル売上高 : 41億2,300万ドル(▲5%)
- コンテンツ : 35億9,800万ドル(▲6%)
- ハードウェア : 3億6,700万ドル(+17%)
- 周辺機器・アクセサリ : 1億5,800万ドル(0%)
コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供
- トータル売上高 : 177億700万ドル(▲2%)
- コンテンツ : 151億700万ドル(▲4%)
- ハードウェア : 18億2,200万ドル(+18%)
- 周辺機器・アクセサリ : 7億7,900万ドル(+1%)
コンテンツには家庭用ゲームに加えクラウド・モバイル・携帯機・PC・VRプラットフォームのパッケージ版ソフト、デジタル版ゲーム本編、DLC/MTX、サブスクリプションが含まれます。モバイルのデータはSensor Tower提供
ソフトウェア
ソフトウェアの月間トップはエレクトロニック・アーツの『STAR WARS Jedi: Survivor』が獲得。2位には Plaion の『Dead Island 2』が入りました。
『STAR WARS Jedi: Survivor』は Respawn Entertainment が手がける3人称視点アクション・アドベンチャーゲーム。『STAR WARS Jedi: Fallen Order』の続編で、5年後の世界が描かれます。PS5 / Xbox Series X|S / PC 向けに発売され、発売 2 日で月間トップになっただけでなく、これまでのところ年間 4 位につけています。
同じく『Dead Island 2』も年間6位に入る好調な滑り出しとなっています。
このほか4月は新作が多数登場。15位までに7本の新作が入っています。『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』は8位、『FINAL FANTASY I-VI Bundle』(ピクセルリマスターのバンドルセット)は14位、世界情勢を考慮して延期されようやく発売された『Advance Wars 1+2: Re-Boot Camp』は15位に。
2023年4月 月間トップ20
- (–) STAR WARS Jedi: Survivor – Electronic Arts
- (–) Dead Island 2 – Plaion
- (3) MLB: The Show 23** – 複数メーカー
- (1) Resident Evil RE:4 (バイオハザード RE:4) – カプコン
- (4) Call of Duty: Modern Warfare 2 (2022) – Activision Blizzard
- (2) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
- (–) PGA Tour – Electronic Arts
- (–) Mega Man Battle Network Legacy Collection (ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション) – カプコン
- (6) FIFA 23 – Electronic Arts
- (10) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
- (–) Minecraft Legends – Microsoft
- (8) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
- (11) Minecraft – 複数メーカー
- (–) FINAL FANTASY I-VI Bundle – スクウェア・エニックス
- (–) Advance Wars 1+2: Re-Boot Camp – 任天堂
- (23) New Super Mario Bros. U Deluxe (New スーパーマリオブラザーズ U デラックス)* – 任天堂
- (5) The Last of Us: Part I – SIE
- (14) Pokémon: Scarlet / Violet (ポケットモンスター スカーレット・バイオレット)* – 任天堂
- (9) Madden NFL 23 – Electronic Arts
- (26) Super Mario 3D World + Bowser’s Fury (スーパーマリオ 3D ワールド + フューリーワールド)* – 任天堂
*デジタル販売を含まず
**Xbox と Nintendo Switch 版はダウンロード販売を含まず
4月の販売動向を反映した年間トップ20は次のようになりました。
2023年 年間トップ20(1-4月)
- (1) Hogwarts Legacy – Warner Bros. Interactive
- (2) Call of Duty: Modern Warfare 2 (2022) – Activision Blizzard
- (3) Resident Evil RE:4 (バイオハザード RE:4) – カプコン
- (–) STAR WARS Jedi: Survivor – Electronic Arts
- (4) MLB: The Show 23** – 複数メーカー
- (–) Dead Island 2 – Plaion
- (5) Dead Space (2023) – Electronic Arts
- (7) FIFA 23 – Electronic Arts
- (6) Madden NFL 23 – Electronic Arts
- (8) Elden Ring (エルデンリング) – バンダイナムコエンターテインメント
- (9) The Last of Us: Part I – SIE
- (10) God of War: Ragnarök – SIE
- (11) Mario Kart 8: Deluxe (マリオカート8 デラックス)* – 任天堂
- (14) Minecraft – 複数メーカー
- (12) Pokémon: Scarlet / Violet (ポケットモンスター スカーレット・バイオレット)* – 任天堂
- (13) Fire Emblem Engage (ファイアーエムブレム エンゲージ)* – 任天堂
- (15) Forspoken – スクウェア・エニックス
- (16) Sonic Frontiers (ソニックフロンティア) – セガ
- (17) Octopath Traveler II (オクトパストラベラー2) – スクウェア・エニックス
- (18) NBA 2K23* – Take-Two Interactive
*デジタル販売を含まず
**Xbox と Nintendo Switch 版はダウンロード販売を含まず
ハードウェア
ハードウェアに対する支出は前年同月比で7%増加して3億6,700万ドルでした。この数字は4億2,000万ドルを記録した 2020 年 4 月以来、3 年ぶりの高水準。牽引役は PlayStation 5 と Nintendo Switch で、ともに 2 桁の伸び。他プラットフォームの減少分を補いました。販売金額面で最も売れたのは PS5 で、台数面では Nintendo Switch が 1 位でした。
スイッチは4月28日に『Nintendo Switch(有機ELモデル) ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムエディション』が発売されており、集計期間としては 2 日ですがこれが大きく寄与したとのこと。PS5 も高単価をものともせず PS 史上最高に近い 4 月販売台数となっているようです。
2023年の年間では PS5 が販売金額・台数両方で1位となっています。
周辺機器・アクセサリ類
周辺機器・アクセサリ類は前年並の1億5,800万ドルでした。最も人気だったのは『DualSense Edge ワイヤレスコントローラー』で、4月と年間の両方で販売金額1位だということです。