アトラスの人気RPG『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(P5R、ペルソナ5R)の Nintendo Switch を含む現行機種向けリマスター版が2022年10月21日に発売されました。海外でも同日に発売されており、週間チャート(GfK調べ、パッケージ版のみ)がいち早く発表される英国では 6 位でデビューを飾っています。
複数プラットフォームで同時発売となった『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター。プラットフォームごとの販売内訳も明らかになっています。
それによると Nintendo Switch 版が 79% という印象的なシェアを占め、PlayStation 5 版(17%)や Xbox Series X|S 版(4%)を大きく引き離しています。
『ペルソナ5』および『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』はもともと PlayStation プラットフォームで展開され、『P5R』は世界 180 万本以上、『P5』全体では世界 500 万本以上をすでに販売しています。
一方、任天堂プラットフォームで発売されるのは今回が初めて。PlayStation プラットフォームではすでにオリジナル版を遊ぶことができ、Xbox 版に関してはサブスクリプションサービスの「Xbox Game Pass」に含まれており、まずそちらで遊ぶユーザーが多かった可能性も。
結果としてパッケージ版売上の初動は Nintendo Switch 版に集中するかたちとなりました。
Nintendo Switch では派生作品の『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』が先に発売されており、また『ペルソナ5』の主人公「ジョーカー」が追加ファイターのひとりとして『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』へ参戦。こうしたことも、本編の内容に関心を持つ未プレイユーザーを増やすことに成功したかもしれません。
また長時間プレイするにあたり携帯モードへ対応していることも、売上を伸ばすのに一役買った可能性があります。