PlayStation 5 と Xbox Series X|S がついにローンチを迎え、新たな世代がスタート。GfK の集計データ(11月28日までの4週間)によると、英国では2020年11月、約90万台の家庭用ゲーム機が販売されました。
PlayStation 5 / Xbox Series X|S がローンチを迎えたこの11月は PlayStation 4 / Xbox One が発売された2013年12月以来に盛り上がった月となり、過去8番目のコンソール販売を記録。また過去2番目に売上高の大きな月となりました。
最も販売数が多かったのは PlayStation 5 でした。これまでトップを走っていた Nintendo Switch ですが、11月は首位の座を明け渡したということを意味します。Nintendo Switch はこの2年で3度目の2位ということになりました。
首位から転落した Nintendo Switch ですが、非常に好調だったブラックフライデーを含め売上は好調です。11月の販売台数は過去4週と比べて96%増加。今年これまでの販売台数は前年比で63.1%増加しています。
ソニーの PS5 が首位に立った一方で、記事の中で言及のなかったマイクロソフトの新型ゲーム機 Xbox Series X|S ですが、Game Industry 編集長の Christopher Dring 氏によれば売れ行きは決して悪くはないとのこと。しかし PS5 ほどの数字は出ておらず、Nintendo Switch は年間を通じて勢いを維持しています。
いずれにせよ新たな世代の競争が幕を開けました。前の世代は PS4 が制し、その前の世代は最終的に Wii を上回った Xbox 360 が UK の覇者となりました。
パッケージ版ソフト販売も上向き
ソフト販売も好調でした。10月25日〜11月21日までの1カ月でトータル238万本のパッケージ版ソフトが販売。スイッチ向けソフトは全体の35%を占めてシェア1位。2位はPS4ソフトでした。
『Assassin’s Creed Valhalla』や『Watch Dogs: Legion』を投入した Ubisoft を抑え、『あつまれ どうぶつの森』や『スーパーマリオ3Dコレクション』などが引き続き好調だった任天堂が11月度のパブリッシャー1位に立っています。