2017年3月の発売開始から5年以上が経つ任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」(ニンテンドースイッチ)ですが、為替の変動による調整を除けば大きな価格改定は行われていません。ホリデー商戦期でも目玉商品は本体に『マリオカート8 デラックス』とNintendo Switch Onlineを付属したバンドルセットが海外では恒例となっており、今年も同じものが用意されました。
それでも2022年の英国ブラックフライデー週において、最も売れたゲーム機は Nintendo Switch でした。調査会社 GfK が明らかにしています。報告によるとスイッチはブラックフライデー週に販売されたすべてのコンソールの 42% を占めました。
- 英国の2022年ブラックフライデー週に最も売れたゲーム機はニンテンドースイッチ
- シェアは42%
- Xbox Series X|S は2位。Xbox Series Xが200ポンドという特価で販売
ただしライバル他社もスイッチを猛追。マイクロソフトは Xbox Series の安価なモデル Xbox Series S を、ブラックフライデー期間 200 ポンドで販売。この結果 Xbox は全体の 40% のシェアを占める成功を収めています。ソニーは PlayStation 5 デジタル・エディションをわずかに値引きして販売したものの、シェア 18% にとどまりました。
Xbox Series S はコンパクトなサイズの本体ながら Xbox Series の次世代ゲームを楽しめるディスクレスのダウンロード版ゲーム専用コンソール。 解像度は最大1440p、フレームレートは最大120fps(上位機種のXbox Series Xはディスク有り、最大4K解像度に対応)。レイトレーシングにも対応。
「ブラックフライデー週における家庭用ゲーム機の販売数量は、昨年と同様にNintendo Switch が1位を獲得しました」と GfK のボス Dorian Bloch 氏はコメント。「しかしながら、スイッチの販売数量は2021年ブラックフライデーと比べ、大きく落ち込んでいます。ソニーとマイクロソフトの両社ともに、今年のブラックフライデーに向け魅力的なオファーを提供したことが影響しています」
3社のハードはブラックフライデー週に2022年最大の売上を記録。パッケージ版ソフトや周辺機器などを含めた全体の売上は2021年のブラックフライデー週を4%上回りました。ブラックフライデーの売上の81%はオンライン経由でもたらされました。2020年に次ぐ歴代2位の規模となっています。