任天堂が2019年に発売した Nintendo Switch ソフト『ファイアーエムブレム 風花雪月』の累計販売数が 300 万本を突破し、ニンテンドー3DSソフト『ファイアーエムブレムif』や『ファイアーエムブレム 覚醒』の累計販売数を上回って、シリーズ最大売上を記録したようです。任天堂公式の販売データをまとめている海外有志の報告で明らかになりました。
2020年、初代『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』がファミコンで発売されてから 30 周年を迎えた『ファイアーエムブレム』。売上の低迷からシリーズが終わってしまうかもしれないとの懸念もあったものの、“集大成”として過去作品から様々な要素を詰め込んだ 2012 年発売のニンテンドー 3DS 用ソフト『ファイアーエムブレム 覚醒』が国内外でヒットを記録し見事に復活。特に海外ではシリーズ最高の売上を記録しついにブレイク。ミリオンセラータイトルの仲間入りをはたしました。
FEシリーズの躍進は続きます。2015年発売の『ファイアーエムブレムif』でさらに売上を伸ばし、人気を確実なものに。ロールプレイングシミュレーション(シミュレーションRPG)という、ともすればアクションに偏りがちな任天堂のポートフォリオの中で貴重なジャンルのタイトルとして、かつての消滅危機から一転、重要な役割を担うようになっていきます。
そして 2019 年、据置型ゲーム機向けとしては 2007 年に Wii で発売された『ファイアーエムブレム 暁の女神』以来およそ 12 年ぶりとなる新作として、Nintendo Switch 向けに『ファイアーエムブレム 風花雪月』が発売。任天堂とインテリジェントシステムズに加え、開発協力にコーエーテクモゲームスを迎えた 30 年続いてきたシリーズの最新作は、ファイアーエムブレム史上最も売れているタイトルとなりました。