任天堂が11月5日に発表した2021年3月期第2四半期決算から、Nintendo Switch ソフト『ペーパーマリオ』の累計販売数が2020年9月末までに282万本(うち海外が 239 万本)に達していることが明らかになりました。『ペーパーマリオ』最新作は7月17日に発売されたばかり。集計期間はまだ 2 か月半ほどですが、シリーズで最も成功した 2007 年4月発売の Wii ソフト『スーパーペーパーマリオ』の初年度 227 万本(累計約 423 万本)を上回るペースで売れています。Nintendo Switch で発売されている他のタイトルと同様に、ハードの売れ行きが好調な勢いを保っていることで、ソフトの売上にも大きく影響しているようです。
『ペーパーマリオ』シリーズは、紙のようにペラペラなマリオが、絵本やペーパークラフトのような世界を冒険する RPG またはアドベンチャーゲーム。第 1 作目は 2000 年、NINTENDO64 で発売された『マリオストーリー』。『スーパーマリオRPG』の続編として開発されました。
マリオらしからぬブラックなネタも飛び出す世界観であったり、仕掛け絵本のような演出など、独特の特徴を持っているペパマリシリーズ。最新作『オリガミキング』を含め、これまでに6タイトル発売されています(『マリオ&ルイージRPG』とのコラボ『マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX』を含めると7作)。
3 作目以降、RPG からアクションアドベンチャーへとジャンルが変更され、RPG への回帰を求める声がいまだ根強かったり、良くも悪くも独特路線を突き進む姿はいまだ賛否が分かれるところではありますが、最新作でこうして売上がV字回復をはたしたことで、今後もチャレンジが続けられそうなのはなによりです。