2013年に Wii U(ウィー ユー)で発売された『ピクミン3』が、新要素などを加えた『ピクミン3 デラックス』となって Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)に登場しました。
発売日は 2020 年 10 月 30 日。
価格は6,578円(税込)。
任天堂は Nintendo Switch で、Wii U ソフトに追加要素を加えるなどした移植+α版の『〜デラックス』を複数本展開しています。『ピクミン3』もこのデラックス版に選ばれたわけですが、『ピクミン3 デラックス』はオリジナルの Wii U 版からどこが変わっているのでしょうか。
この記事では、『ピクミン3 デラックス』の特徴やオリジナルの Wii U 版との違いなど、Nintendo Switch でどういった点が“デラックス”になったのかについて紹介しています。
Contents
ピクミン3がデラックスになってニンテンドースイッチに登場
ピクミン3 デラックス 紹介映像
『ピクミン』とは
『ピクミン』シリーズは、とある惑星に着陸した主人公が、不思議な生き物「ピクミン」の力を借りて、目的のお宝やフルーツなどを回収していく AI アクションゲーム。ピクミンたちに指示を出して危険な原生生物と戦ったり、パズルを解いたりしながら、時間内に目標達成を目指します。
『ピクミン3』とは
『ピクミン3』の主人公は、食糧危機に陥ったコッパイ星を救うため食糧資源を探して宇宙に旅立った調査隊、アルフ、ブリトニー、チャーリーの3人。
とある惑星「PNF-404」に着陸した彼らは「ピクミン」という不思議な生き物と出会い、彼らの力を借りながら、コッパイ星に戻るために必要な「ワープドライブ・キー」や、故郷にフルーツのタネを持ち帰るため探索を進めます。
3人の主人公は別々に行動することができます。『ピクミン3』ではキャラクターを切り替えながら操作して、制限日数内にフルーツを回収していきます。
いかに効率良く行動するかを考えながら遊ぶことから、段取りゲー(ダンドリ)とも呼ばれるようになりました。
『ピクミン3 デラックス』(Pikmin 3 Deluxe)の主な変更点、追加点
Nintendo Switch ソフト『ピクミン3 デラックス』はどこが “デラックス” になっているのでしょうか。
Nintendo Switch 版デラックスと Wii U 版の違いはざっくり以下のとおりです。
Switch | Wii U | |
---|---|---|
解像度 | 720p | 720p |
フレームレート | 30fps | 30fps |
プレイ人数 | 1-2人 | 1-2人 (ストーリーモードは1人) |
タッチ操作 | ● | |
オンライン (世界ランキング) | ● | ● |
ミッションモード | ● | ● |
ビンゴバトル | ● | ● |
追加コンテンツ | ● 予め収録 | 別途購入 |
カメラモード | ● | ● |
サイドストーリー | ● | |
原生生物図鑑 | ● | |
進級バッジ | ● | |
ヒント機能 | ● | |
ロックオン機能 | ● | |
難易度選択 | ● |
追加コンテンツがすべて収録
『ピクミン3』にはストーリーモードのほかに、ミッションモードという決められた条件達成を目指すゲームモードも収録されています。
ミッションモードのステージは、更新で無料追加されたり、追加コンテンツとして有料配信されました。この追加コンテンツが『ピクミン3 デラックス』では最初からすべて収録されています。
サイドストーリーミッション
『ピクミン』『ピクミン2』の主人公であるオリマーやルーイが活躍する「サイドストーリーミッション」が追加。『ピクミン3』のメインストーリーの前後で何が起こったのかが、オリマー&ルーイ視点で描かれます。
原生生物図鑑
惑星に生息し出会った原生生物たちの詳しい生態がわかる「原生生物図鑑」が収録。ピクミンシリーズは独特の調子のテキストも魅力の1つなので復活はうれしいですね。
進級バッジ
ゲームの達成度に応じて入手できる「進級バッジ」が追加。やりこみ要素の1つとなっています。
おすそわけプレイ
「おすそわけプレイ」に対応したので、ストーリーモードを2人で進めていけるようになりました(TVモード、テーブルモード時)。
その他
冒険のヒントをくれる「ヒント機能」や、ピクミンを投げる際、ターゲットに狙いを定めやすくなる「ロックオン機能」などが追加されました。また難易度も選択できるようになっています。最高難易度、ちょむずの「ゲキカラ」も搭載。
操作方法について
Wii U 版
Wii U 版では、標準コントローラーの Wii U GamePad が冒険に役立つ通信端末としても活躍。操作コントローラーとしてだけでなく、マップを確認したり、別の隊員に指示を出したりナビ端末としても機能しました。Wii U GamePad のみで遊ぶときはタッチペン操作で遊ぶこともできました。
さらに『Wii であそぶ〜』シリーズのようにWiiリモコン+ヌンチャク操作にも対応。
これにより、メイン画面をテレビに表示させ、Wii U GamePad をナビのようにしてそばに置き、基本操作は Wii リモコン + ヌンチャクで行うというプレイスタイルも実現しました。
おそらく多くの人にとって、Wii リモコン + ヌンチャク + Wii U GamePad が標準的なプレイスタイルだったのでは。
Nintendo Switch 版
一方の Nintendo Switch は、 Wii U のときとは違い 1 画面。そのため操作体系も 1 画面に適したものに変更されています。
基本操作はボタン操作。好みに応じてカーソルの操作にジャイロを組み合わせたり、『Wii であそぶ〜』シリーズのようなポインタ操作に切り替えることもできます。ロックオン機能が優秀なので、ボタン操作+ジャイロでもかなり快適。
テーブルモード・携帯モード時のタッチ操作は非対応。
- TVモード : ボタン操作、ボタン操作+ジャイロ、ポインタ操作
- テーブルモード : ボタン操作、ボタン操作+ジャイロ、ポインタ操作
- 携帯モード : ボタン操作、ボタン操作+ジャイロ
体験版 配信中
ニンテンドーeショップでは、製品版にセーブデータを引き継ぐことができる体験版が無料配信中。ストーリーモードの序盤とミッションモード「お宝をあつめろ!」のステージ1を遊ぶことができます。
クリア特典
体験版はクリアデータを製品版に引き継ぐことができるだけでなく、引き継ぎ特典が用意。最高難易度の「ゲキカラ」や、ミッションモードの「お宝をあつめろ!」と「原生生物をたおせ!」の6~10を最初から遊べるようになります。