任天堂が3月20日に発売した Nintendo Switch ソフト『あつまれ どうぶつの森』。これまでの『どうぶつの森』シリーズで見られたように、スイッチ向け最新作でも四季の移り変わりを感じたり、その時々の季節に合わせたイベントを、ぶつ森ならではの楽しみ方で体験することができます。
イベントの中には特別な季節イベントも含まれています。特別な季節イベントはソフトをアップデートすることで提供されるなど、これまでの作品以上に長く楽しめそうな仕組みとなっています。
前作のニンテンドー3DS『とびだせ どうぶつの森』では、3DS の通信機能を活用。企業コラボが行われ特別なアイテムが配信されたり、『amiibo』対応の大型アップデートが行われるなどして、ゲームをより長く遊ぶことができました。星座シリーズも配信されました。
最新作の Nintendo Switch 版『あつまれ どうぶつの森』では、どの程度の期間ソフトの更新が行われる予定なのでしょうか。
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あつ森のコンテンツ追加アップデートはいつまで行われる?
のインタビューに応じた任天堂・京極あやディレクター&野上恒プロデューサーは、『あつまれ どうぶつの森』のアップデート・コンテンツ拡張について、今後数年にわたって提供していきたい考えを明らかにしました。
インタビューのなかで『あつ森』のアップデート計画について聞かれた京極氏は、「2〜3年経ったあとでも、プレイヤーがゲーム内で新しい驚きを発見し続けられるようにしたい」と開発チームは考えているとコメント。
「そうなるようアップデートを作り続けていきたい」としています。
アップデートで新しい驚きを
京極氏によれば、『あつ森』製品版のゲーム本編にはすでに、盛り込みたい内容が一通り収録されています。
ただユーザーが今後何年にもわたって遊ぶことを考えたときに、新しい驚きや新しい獲得要素を見つけられるようにしたいため、ソフトのアップデートを行っていきたいと考えたとのこと。
製品版をリリースしたあとになって、この機能を盛り込めたら良かったのにと考えることは何度もあると野上氏。
たとえば Wii 版の『街へいこうよ どうぶつの森』のときは「2人同時プレイができたらとても楽しかっただろうなあ」と感じたのだそう。
Wii では結局、同じ村に住む他のプレイヤーと同時に遊ぶことはできなかったわけですが、『あつまれ どうぶつの森』ではスイッチに2つのコントローラー(Joy-Con)が標準搭載されていることもあり、同じ島民同士でのオフラインマルチプレイが実装されました。
インターネット通信機能が導入されたニンテンドー DS 版『おいでよ どうぶつの森』についても、同じようなことが言えると野上氏。ハードウェアの進歩によって実現したアイデアがいくつもあると。
あるいは社会の進歩もあります。常に変化・進化しています。
そんなわけで、今後のアップデートで実装できたらと考える新たなアイデアもいくつかあるそうです。
『あつまれ どうぶつの森』でプレイヤーは無人島へ移住し、自分だけの島づくりやそこでの生活を1から楽しむことができます。
一方で、村が舞台ではなくなった分、これまでのシリーズでおなじみだった要素のいくつかは今のところ利用できません(郵便局、交番、カフェ、コトブキ、かっぺい、リセットさんなど)。
今後、数年という長期的なサポートが続けられていくなかで、どこかのタイミングで新規アイデアだけでなく旧作要素も見られるようになるでしょうか。