これまでの『どうぶつの森』シリーズと同じように、3月20日に発売されたばかりの最新作『あつまれ どうぶつの森』でも季節イベントの開催が予定されています。特定のイベントは無料アップデートによって追加(あるいはアンロック)され、設定された現実の時間に合わせて行われる形式。
最初の無料アップデート(バージョン1.1.0)の配信はすでに行われおり、適用すると4月のイースターを楽しむことができます。特別なイベントは今後も続々実施、といきたいところですが、先のスケジュールに関しては延期または変更される可能性が出てきているようです。
ワシントンポストの取材に応じた任天堂のディレクター京極あや氏とプロデューサー野上恒氏はインタビューの中で、『あつ森』の発売後のコンテンツに関しても言及。
ご存知のように世界では今、新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、収束の兆しはまだ見えません。任天堂はコロナ対策としてラッシュアワーを避けて勤務できる体制を整えていて、京都にいるぶつ森のメイン開発チームは毎日作業を続けています。開発が順調に行けばいいのですが、このままコロナウイルス問題が収束に向かわなければ、当初予定どおりに進まなくなる可能性があります。
京極氏は「変更を迫られるかどうかはまだわかりませんが、しかし私たちは柔軟に対応しなくてはならないと思います」としてアップデートの開発が当初の予定通りに進まない可能性があるとコメント。また野上氏は「開発チームのメンバーの健康やウェルビーイングについても考えなくてはなりません」とコメントしています。
任天堂は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、中国で生産している Nintendo Switch 本体や Joy-Con などの周辺機器等の生産・出荷が遅延。また同梱物がある『リングフィット アドベンチャー』に関しても生産・出荷が遅延し、極端な品薄となっています。
『あつまれ どうぶつ森』はソフトに関しては無事発売できたものの、特別仕様の本体とソフトの同梱セットに関しては発売日のタイミングで十分な数量を揃えることができませんでした(数量限定品ではなく、随時再出荷が行われます)。