『メトロイドプライム4』の開発が進められている任天堂のアクションゲームシリーズ『メトロイド』に、また新たな噂が出ています。
インサイダーグループのLeakyPandyによると、任天堂は現在Nintendo Switch向けに、『メトロイドプライム4』以外に2つのメトロイドタイトルに取り組んでいます。
1つは以前も噂になっていた『メトロイドプライム』3部作をまとめた『メトロイドプライム トリロジー』のHDリマスター。もう1つはスーパーファミコンの名作『スーパーメトロイド』のリメイクです。
メトロイドに関する噂
Nintendo is planning 2 new Metroid titles that will release in the next two fiscal years respectively. One is a re-release of Metroid Prime Trilogy HD, the second one is a Super Metroid Remake that mimics Samus Returns in style and scope.
— LeakyPandy (@LeakyPandy) November 25, 2019
インサイダーグループのLeakyPandyがTwitterに、任天堂は2つのメトロイドタイトルを計画しており、それぞれ次の2会計年度内(2021年3月期、2022年3月期)に発売されると投稿。1つはたびたび噂になる『メトロイドプライム トリロジー HD』、もう1つは『メトロイド サムスリターンズ』ライクなシステムを導入した『スーパーメトロイド』のリメイクだといいます。
『メトロイド サムスリターンズ』は2017年にニンテンドー3DSで発売された、1992年にゲームボーイで発売されたシリーズの第2作目『メトロイドII RETURN OF SAMUS』をフルリメイクした作品。開発はスペインのMercurySteam (『Castlevania: Lords of Shadow』シリーズなどを開発) が担当し、非常に良いリメイクに仕上がりました。
今年初頭、Imran Khan 氏(当時Game Informer誌のシニアエディターで現在はフリーランス)が『メトロイドプライム トリロジー HD』はすでに完成しており、2018年末には発表される予定だったと述べていました。さらにスウェーデンの小売店にはNintendo Switch版『メトロイドプライム トリロジー』の商品情報が掲載されました。Unseen64のLiam Robertson氏もその存在に言及したことがありました。
Khan 氏はまた、任天堂は『メトロイドプライム4』『メトロイドプライム トリロジー』とは別のメトロイド関連プロジェクトを進めているとも指摘。噂と噂を重ねるのもあれですけれど、つまり2Dメトロイドのことを指していたのかもしれません。
ゲーム業界ではシリーズの新作発売までにリマスターやリメイクを挟むことがたびたびあります。
任天堂も『ゼルダの伝説』で『スカイウォードソード』と『ブレス オブ ザ ワイルド』の間に『風のタクト』と『トワイライトプリンセス』をHDリマスター/リメイク。『ブレス オブ ザ ワイルド 続編』の前に『夢をみる島』を発売しています。
『メトロイドプライム4』は2017年のE3で発表されました。しかし、当初の開発チームでは任天堂の目指すクオリティに届かなかったために、オリジナル3部作を開発したレトロスタジオが担当することになったことが2019年1月に発表されました。
一からの仕切り直しとなった『メトロイドプライム4』は、完成まで少なくとも数年はかかるとみられています。その間、過去作品を活用するなどして、空白期間を埋める、間をつなぐことになるのかどうか。
ちなみに『メトロイド』と『スーパーメトロイド』に関しては、Nintendo Switch Onlineに加入するとダウンロードできる『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』や『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』内で遊ぶことができます。
これらソフトは巻き戻し機能や中断機能が搭載されており、実機よりも気軽にプレイできます。
当時の操作感でゲームをプレイできる任天堂公式のファミコン/スーパーファミコンコントローラーも、加入者限定特典として販売されています。