先日、ポケモンから発表された『Pokémon Sleep (ポケモンスリープ)』や周辺機器『Pokémon GO Plus + (ポケモンゴープラス プラス)』。
“睡眠”をエンタメ化するソフト、あるいはデバイスとして、任天堂が以前から発表している「QOL(クオリティー・オブ・ライフ)」事業がいよいよサービス開始するのかと結びつけたくなります。
しかし任天堂によると、ポケモンが発表したこれらの内容は、「QOL」をテーマとする取り組みとは関係がありません。
Q9 以前発表があった QOL 事業は、その後しばらく報道がない。これは先日発表があったポケモン社の『Pokémon Sleep』と関係があるのか。QOL 事業の今後の動向について教えてほしい。
A9 古川:
かなり前になりますが、新規領域の事業への挑戦として、お客様の QOL(クオリティー・オブ・ライフ)、すなわち「生活の質」を楽しく向上させる商品の開発に取り組むという発表をさせていただきました。現在でも QOL をテーマにした研究開発は継続していますが、まだ任天堂の商品としてお客様に発表できるような状況にはございません。今後も引き続き、QOL をテーマにした研究開発を行ってまいります。なお、株式会社ポケモンさんが発表されました『Pokémon Sleep』や当社が開発している周辺機器「Pokémon GO Plus +」は、QOL をテーマにした取り組みとは関係ありません。
任天堂の古川社長は第79期 定時株主総会で『Pokémon Sleep』と「QOL」の関係を質問され、任天堂が開発している『Pokémon GO Plus +』を含め「QOL をテーマにした取り組みとは関係ありません」と回答。ポケモンはポケモンの取り組みであり、任天堂のQOLとは無関係でした。
任天堂は社内で現在でも QOL をテーマにした研究開発は継続しているものの、まだ任天堂の商品として発表できる状況にはないとし、今後も引き続き、QOL をテーマにした研究開発を行っていくとしています。