『悪魔城ドラキュラ』シリーズのプロデューサーなどで知られるIGAこと五十嵐孝司氏が指揮する新たなメトロイドヴァニア『Bloodstained: Ritual of the Night』(ブラッドスティンド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト)がついに発売。Unreal Engine 4を用いて描かれる3Dグラフィックをサイドビューで魅せる、2.5次元グラフィックのゴシック調の探索型アクションゲームです。
対応プラットフォームはPlayStation 4 / Xbox One / PC / Nintendo Switch。
発表当初対応予定だったWii Uはハードの生産が終了し、その後のサポートが難しくなることから後継機種であるSwitchへと移行、PS Vita版についてもハードの生産終了やパッケージ版ソフト生産の終了、またサポートの終了に伴って開発中止となりました。
クラウドファンディング史上、最も成功したゲームプロジェクトの1つである『Bloodstained』。各コンソール版がどのようなクオリティに仕上がったのか、Digital Foundryによる比較映像が到着しています。
Bloodstained 各コンソール版の比較
PS4 | Xbox One | Switch | |
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解像度 | PS4 : 1080p PS4 Pro : 1080p | Xbox One : 900p Xbox One X : 4K | 720p |
フレームレート | PS4 : 40 〜 60fps PS4 Pro : 60fps | Xbox One : 40 〜 60fps Xbox One X : 50 〜 60fps | 30fps |
解像度に関してはXbox One Xが最も高く4Kで表示されます。PS4 ProとPS4は1080p、Xbox Oneは900p。
Nintendo Switchは720pという順番になりました。
フレームレートについては、PS4 Proが安定して60fpsをキープし最高のパフォーマンスを見せました。4K表示の代償かXbox One Xは処理落ち場面がやや目立ちます。といっても大幅に落ち込むわけではありませんが。
PS4版は60fpsを目標としているもののほとんどの場合40fps台、Xbox OneもPS4に近いパフォーマンスとなっています。
Nintendo Switch版は他機種版とは異なり、固定30fpsで表示されます。携帯モードでも同じ。720p/30fpsは、他プラットフォームとの性能差を埋める妥協点と言えそうです。
ただSwitch版はロード時間が長く、入力レイテンシーも他機種の2倍近い大きな遅延があることが確認。他機種と比べて低いフレームレートと入力遅延が組み合わさり、全体の印象を下げる結果につながっていると報告されています。
パフォーマンス改善のパッチが配信予定
海外で6月に待望のローンチを迎えた『Bloodstained: Ritual of the Night』ですが、すべてのバージョンで少なからずバグや不具合が報告。とくにスイッチ版で深刻で、パフォーマンスの問題だけでなく、クラッシュやゲーム進行不能を含む致命的な問題が明らかになっています。
開発チームは即座にバージョン1.01をリリースしましたが、完全な解決にはいたっておらず、パフォーマンスの改善のためのアップデートを今後も継続していくとしています。アップデートの配信は一度の大きなアップデートではなく、様々な問題を解決する小規模なものが何度かにわけてリリースされる予定。