2018年、アメリカのゲーム産業は大きな盛り上がりを見せました。NPDグループによると、業界全体の年間売上高は434億ドル。ゲーム内支出やサブスクリプションを含めると、前年と比較して18%増加しました。通常発表されているハードウェア、ソフトウェア、周辺機器市場、ゲームカードの売上も13%増の167億ドルでした。
NPDのアナリストMat Piscatella氏によると、2018年の米国ゲーム産業は、2011年に174億ドルを記録して以来の好調な1年でした。ソフトウェア販売は2017年と比較して7%増の71億ドル。2012年に75億ドルを記録して以来の規模となりました。
ソフトを遊ぶためのハードウェアも好調な1年でした。ハード市場は2017年から8%拡大して51億ドルとなりました。年間1位となったNintendo Switchだけでなく、PlayStation 4やXbox One、プラグ・アンド・プレイなどいずれも2017年を上回るパフォーマンスでした。
NPD: 2018年 年間U.S.チャート トップ20
年間売上トップとなったのは、1位常連の『Call of Duty』を抑えた『Red Dead Redemption 2』でした。『Call of Duty: Black Ops 4』は2位。3位はスポーツゲームジャンル最大人気シリーズとなった『NBA 2K』の最新作『NBA 2K19』が入っています。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』は12月発売ながら5位。
2018年の前半を牽引した『モンスターハンター:ワールド』は年間では9位でした。
Nintendo Switchの好調ぶりを示すように、任天堂タイトルがトップ20内に計6本チャートイン。定番の御三家は『マリオカート8 デラックス』が12位、『スーパーマリオ オデッセイ』が15位、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が18位に入りました。年末向けタイトルの『スーパー マリオパーティ』『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』は19位と20位でした。
- Red Dead Redemption 2
- Call of Duty: Black Ops 4
- NBA 2K19
- Madden NFL 19
- Super Smash Bros. Ultimate (大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL)*
- Marvel’s Spider-Man
- Far Cry 5
- God of War 2018
- Monster Hunter: World (モンスターハンター:ワールド)
- Assassin’s Creed: Odyssey
- Grand Theft Auto V
- Mario Kart 8 (マリオカート8 デラックス)*
- FIFA 19**
- Battlefield V**
- Super Mario Odyssey (スーパーマリオ オデッセイ)*
- Call of Duty: WWII**
- Dragon Ball: FighterZ (ドラゴンボールファイターズ)
- The Legend of Zelda: Breath of the Wild (ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド)*
- Super Mario Party (スーパー マリオパーティ)*
- Pokemon: Lets Go Pikachu (ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ)*
*デジタル販売分を含まず
**PCデジタル販売分を含まず