UK市場でNintendo Switchが加速、ブラックフライデー週以降の売上は前年比50%増


 

歴史的に任天堂製品が弱い国として知られるイギリスですが、この年末は Nintendo Switch の勢いが上向いているようです。

UK市場でも2017年、スイッチはよく売れていました。ただ他国ではWiiを超えただとか記録的な売れ行きが報告されていた中で、任天堂UKから同様の発表はありませんでした。

しかし『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が発売されたこの年末は、いよいよUK市場でも人気に火が点いたようです。

GfK調べの販売動向を毎週掲載している業界メディア GamesIndustry の編集者の1人であるChristopher Ding氏によれば、英国のスイッチ販売数量は、この3週間で約20万台と前年と比べて大きく増加しています。

 
この年末、任天堂は目玉ソフトとして『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ』と『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を用意したのに加えて、これらタイトルを同梱したNintendo Switch本体セット、さらに『マリオカート8 デラックス』を同梱したNintendo Switch本体セット等を発売。

またブラックフライデー以降は非公式ながら値下げも行われているそうで、こうした施策の結果、年末商戦が本格化したこの3週間は前年を約50%上回る好調なセールスにつながっているようです。

ちなみに昨年、『スーパーマリオ オデッセイ』が発売された週末に、Nintendo SwitchはUK市場で累計30万台を突破。そこから2018年1月末までに累計70万台を上回り、初年度でWii Uの累計普及台数を上回っています。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『マリオカート8 デラックス』『スーパーマリオ オデッセイ』が合わせて100万本を超えるなどソフト販売も好調。

ただ英国では、Nintendo Switch以上の記録的売れ行きを見せたハードが過去に複数ありました。たとえば最速普及記録をもつWiiは38週で100万台を達成。現行世代王者のPlayStation 4は42週で達成し歴代2位につけています。DS(45週)やPS3(46週)、PS2(50週)も良いペースで最初のマイルストーンを突破していました。

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