『ABZÛ (アブズ)』は、『風ノ旅ビト』のアートディレクター Matt Nava 氏が率いるスタジオ Giant Squid Studios が手がける、美しい水中世界を自由に探索するダイビングアドベンチャー。パブリッシャーは505 Games。
プレイヤーはダイバーとなって、実在する生物をモデルにした何百種類ものユニークな生物と出会いながら、全 7 章からなるチャプターを進めていきます。
オリジナル版は2016年にPlayStation 4とPC、Xbox Oneで発売されました。
そして 2018 年 11 月、Nintendo Switchにも対応し海外で先行発売。日本国内でも 2019 年 2 月 27 日に発売が開始されました。
Nintendo Switch 版は他機種版とどこが変わったのでしょうか。また追加要素などはあるのでしょうか。
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『ABZÛ (アブズ)』がついに Nintendo Switch に対応
Giant Squid Studios が手がけるダイビングアドベンチャー『ABZÛ (アブズ)』がついに Nintendo Switch に対応。プレイヤーはダイバーになりきって、トゥーンレンダリング(セルシェーディング)で描かれる、実在の種をモデルにした多様な海洋生物あふれる美しい水中世界を冒険します。
スイッチでいつでもどこでも、この美しい海の物語を楽しむことができます。
ABZÛ の意味
『ABZÛ (アブズ)』の名称は、最古の神話に由来します。
「AB」とは“水”を意味し、「ZÛ」とは“知識”を意味します。つまり『ABZÛ』とは、”知の海”のことを指しています。
Switch版『ABZÛ』の画質・フレームレート、オリジナル版からどう変わった?
Nintendo Switch版『アブズ』のグラフィック・フレームレートの確認、携帯モードのプレイ映像です。
Nintendo Switchへの移植は、ウクライナの Room 8 Studio が開発協力。Giant Squid とともに作り上げました。
Giant Squid によれば『アブズ』は独自のシステムとレンダリング技術を使用しており、非常に多くの海洋生物が画面内に表示されるなど、いきいきとした水中世界を表現するため元々 PS4 や Xbox One のようなハイエンドコンソール向けに設計されていました。そのためスイッチ版の開発は難しいと見られていました。
しかし Room 8 は制限がある中でゲームの雰囲気を損なわない妥協点を見つけ、クオリティを保ってスイッチへの移植を実現しました。
Giant Squid Studios は Room 8 Studio とともに、美しい海洋を探索する元のゲーム体験のまま概ね 30fps のゲームプレイを実現。解像度は PS4 / Xbox One 版と同じ 1080p そのままとはいかなかったものの、最終的にSwitch版ではTVモードで 720p、テーブルモード・携帯モードでは 540p の解像度を達成しました。
スイッチの性能に合わせてグラフィックを調整し、複雑な水のエフェクトも表現し、最適化。美しいグラフィックと滑らかなフレームレート、魅力的なゲームプレイをスイッチで楽しめます。
販売形態は
Nintendo Switch版『ABZÛ』はデジタル専売となります。ニンテンドーeショップまたは任天堂公式サイトで販売されます。必要な容量は、海外版では1.3GB。日本では1.4GB。
Nintendo Switch版『ABZÛ』の仕様
Nintendo Switch版『ABZÛ』の仕様をまとめます。
- プレイモード:TVモード、テーブルモード、携帯モード
- 画質:TVモード時 720p/30fps 携帯モード時 540p/30fps
- プレイ人数:1人
- Nintendo Switch Pro コントローラー対応
- モーション操作:非対応
- 必要な容量:1.4GB
おわりに
ダイビングアドベンチャー『ABZÛ (アブズ)』が Nintendo Switch に対応。Nintendo Switch 移植にあたって特別な新機能が搭載されているわけではありません。ただ、スイッチの持つ3つのプレイモード全てに対応しており、TVモードでテレビの前で遊ぶのはもちろん、携帯モードでリラックスしながら、好きな体勢で遊ぶことができるのが最大の特徴と言えます。
いつでもどこでも、美しい水中世界を探検。ダイビングアドベンチャーゲームをゆったりと楽しむことができます。
大画面でより綺麗なゲームプレイを求めるのであれば、PlayStation 4 Pro など上位機種が最適です。