Nintendo Switch ではこれまで、ニンテンドーeショップで購入したコンテンツを遊べる本体を決める「ダウンロードできる本体」という設定がありました。
この設定がされたスイッチ本体でのみ、購入したダウンロードソフトを遊ぶことができる、というものです。
あるニンテンドーアカウントで購入したダウンロードソフトを遊べる・登録できる本体は1台まで。というのが、これまでのNintendo Switch の仕様でした。
しかしバージョン6.0.0への更新でこの点が少し緩和。一部条件付きではあるものの、購入済みのダウンロードソフトを別の本体でも遊べるようになりました。
Contents
購入済みダウンロードソフトを別のSwitch本体で遊ぶ方法
「ダウンロードできる本体」から「いつもあそぶ本体」へ変更
これまでの「ダウンロードできる本体」という設定項目は、バージョン6.0.0への更新で「いつもあそぶ本体」に変更されました。これはただ名称が変わっただけでなく、2台目以降のスイッチ本体でも一部条件付きで、購入済ダウンロードソフトを遊べるようになった、結構大きな仕様の変更。
「ダウンロードソフトや追加コンテンツの購入に利用したニンテンドーアカウント」を複数本体のユーザーと連携している場合、一定の条件の下で、「いつもあそぶ本体」以外の本体でも遊ぶことができます。
詳しい情報は任天堂サポートページに掲載されています。
「いつもあそぶ本体」ではない別の本体で遊ぶまでの手順
仮に『マリオカート8 デラックス』を別の本体で遊ぶ場合の設定手順は次の通りです。
本体(A)のユーザーが、ニンテンドーアカウント(a)と連携し、さらにニンテンドーアカウント(a)で『マリオカート8 デラックス』を購入している場合。
- 【本体(B)側の操作】本体(B)のユーザーとも、本体(A)と同じニンテンドーアカウント(a)と連携します。
※ニンテンドーアカウントは複数のNintendo Switchと連携できます。 - 【本体(B)側の操作】手順1でニンテンドーアカウント(a)と連携したユーザーでニンテンドーeショップを起動し、「アカウント情報」から『マリオカート8 デラックス』を再ダウンロードします。
ここまでで遊ぶ準備は完了します。
購入済ダウンロードソフトを遊べる条件
遊ぶ本体が「いつもあそぶ本体」に登録されているかどうかによって、購入したダウンロードソフトや追加コンテンツが遊べるタイミング、ユーザーが異なります。
「いつもあそぶ本体」に設定してある本体
「いつもあそぶ本体」(A)に設定してあるスイッチ本体では、これまで通りいつでもソフトを開始することができます。遊べるユーザーは、本体に登録されているすべてのユーザー。ユーザーとニンテンドーアカウントの連携解除ができなくなった以外は何も変わりません。
「いつもあそぶ本体」ではない本体
「いつもあそぶ本体」に設定されていない別の本体(B)で、ダウンロードしたソフトを遊びたい場合は、一定の条件付きで遊ぶことができます。
本体(B)のユーザーがニンテンドーアカウント(a)と連携を行ってダウンロードしたソフトは「インターネットに接続している間のみ」遊ぶことができます。またソフトを遊べるユーザーも、ニンテンドーアカウント(a)の連携を行ったユーザーのみとなります。
「いつもあそぶ本体」ではない本体で遊ぶ際の注意点
「いつもあそぶ本体」ではない本体で遊ぶときは、常時インターネット接続が必要
「いつもあそぶ本体」ではない本体で遊ぶとき、その本体がインターネットに接続されていないと、ダウンロードソフトを起動できません。
起動時だけインターネットに接続されていればいいんでしょうと、起動時のみインターネットに接続して、その後インターネット接続がない環境でプレイし続けていると、一定時間経過後にゲームソフトが中断されます(再度インターネットに接続してプレイを再開すると、中断したところから遊べます)。
同時に遊べるのは1台だけ
Nintendo Switch はバージョン6.0.0で、「いつもあそぶ本体」ではない本体でもダウンロードソフトを遊べるようになりました。ただし、同時に遊べる台数が1台までというのはこれまで通り変わっておらず、1つのニンテンドーアカウントから購入したダウンロードソフトを複数本体で同時に遊ぶことはできません。
複数の本体で同時にソフトを起動するとどうなるのかというと、後から遊ぼうとした本体でのプレイが優先されます。そして最優先されるのは「いつもあそぶ本体」に設定されているメインのスイッチ本体です。
ダウンロードソフトを起動できるのは、「ダウンロードソフトや追加コンテンツの購入に利用したニンテンドーアカウントが連携しているユーザー」のみ
「いつもあそぶ本体」に設定してある本体は、購入ソフトを本体に登録してあるすべてのユーザーで共有し遊ぶことができます。これまで通りの仕様です。
「いつもあそぶ本体」でない本体の場合、ダウンロードソフトや追加コンテンツを利用できるユーザーは、その「ダウンロードソフトや追加コンテンツの購入に利用したニンテンドーアカウントが連携されているユーザー」のみとなります。他のユーザーは遊ぶことはできません。
同一のニンテンドーアカウントで購入したデジタルコンテンツを複数のNintendo Switch本体にダウンロードできるようになったとはいえ、1つのニンテンドーアカウントを利用するのは原則1人(1ユーザー)という考え方は変わらず。同時起動台数は1台に限られます。
まとめ
Nintendo Switch「ダウンロードできる本体」が「いつもあそぶ本体」へと変更され、条件付きですけれど、ニンテンドーアカウントを連携しておけば別の本体でも購入済ダウンロードソフトを遊べるようになりました。同時に利用できるのは1台までという点は変わりません。
別本体で、購入済みDLソフトを遊ぶ際の利用条件 ざっくり
- もともと使用していた本体のユーザーに連携したニンテンドーアカウントを、新しい本体のユーザーに連携させる
- そのアカウントで購入したダウンロードソフトや追加コンテンツを、複数の本体で遊ぶことができる。
- 同時に遊べるのは1台(最優先は「いつもあそぶ本体」に設定してある本体)
- 「いつもあそぶ本体」でない本体で遊ぶときはインターネット接続が必要(ソフト起動時も起動後も)
- 別の本体でソフトを起動できるのは、ニンテンドーアカウントを連携しているユーザーのみ