昨年秋、満を持して本格的な北米進出をはたしたレベルファイブの『妖怪ウォッチ』。TVアニメやゲーム、グッズ等の展開が一斉にスタートし、3DS用の本編ソフトは任天堂から発売されていますが、これまでのセールスは40万本程度と、まだまだ日野社長の満足いく数字にはなっていないようです。
日経トレンディのインタビューでは今夏発売の最新作『妖怪ウォッチ3』だけでなく、『妖怪ウォッチ』の北米展開についても触れられており、その中で日野社長はソフトの売り上げについて「『妖怪ウォッチ』としては、まだまだ全然足りないと感じている」とコメント。日本国内で初代は130万本近いヒットを記録しました。
テレビアニメは現地の「ディズニーXD」で高視聴率を取っていたり、順調な部分もあるんですが、課題もいっぱいあって。特にゲームソフトはまだ40万本程度で、普通のソフトとして考えるとヒットと言えなくもないのですが、『妖怪ウォッチ』としては、まだまだ全然足りないと感じています。
ただ、日野社長が売れ行きを黙って見守っているはずもなく、ヒットに向けた施策が準備中。日本ではまだ行っていないような取り組みも計画しているのだとか。
北米という場所は、あるコンテンツに火が付くまで、投入からしばらく時間がかかるようです。今はまさに投入途中の段階なので、半年後、1年後というタイミングでちゃんと花開いてくれるように、最大限の工夫をしているところです。具体的には言えないのですが、日本ではまだ行っていないような取り組みを、北米先行か、最低限でも日米同時に実施するアイデアもあります。
海外では今後、秋に『妖怪ウォッチ2 元祖/本家(海外タイトル:YO-KAI WATCH 2: Bony Spirits / Fleshy Souls)』が発売予定であるほか、アニメやグッズ展開に関しても新シリーズに突入すると発表されています。